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体で覚える

答え合わせをすぐやるか、少し置いてからにするか

どんな技?

解いたあとに答えを見るまでの間の置き方を選びます。一問ごとにその場で照合するか、一区切り解いてからまとめて見るか、翌日に回すかの三つが実際の選択肢です。どれがよいかは決まっていないので、まずいま自分がどれでやっているかを書き出し、一つだけを変えて試す形にとどめます。変えるのは答え合わせの中身ではなく間の長さだけで、置く幅は分単位から一日です。

なぜ効くのか

すぐ見れば、誤りが固まる前に正しい形へ上書きできるという筋が立ちます。間を置けば、答えを見るまでに自分で思い出す機会がもう一度挟まり、思い出す練習の回数が増えます。後者は負荷を上げて後の記憶を伸ばす望ましい困難の考え方に沿った提案です。狙うものが互いに違ってどちらの筋も通るので、しくみの側からは決められません。

やり方

同じ材料を二つに分け、片方はその場で照合、片方は10分から翌日に回します。分ける量は20問ずつほどあると比べやすく、難しさは両側でそろえます。1週間後に自分でテストして、どちらの側が残ったかを見ます。差がはっきりしないほうがふつうなので、その場合は続けやすい側を採ります。どちらを選んでも照合そのものを飛ばさないことだけは共通です。

はまりどころ

遅らせたほうがよい、と結論できる段階ではありません。割れ方には到達度や課題の難しさが絡んでいる可能性が指摘されていますが、どの条件でどちらへ転ぶかまでは分かっていません。答えを見ないまま放置するのは別の失敗で、誤ったまま覚え直すことになります。照合するかどうか自体は答え合わせをするで扱います。自分で試して差が出ても、間の置き方のせいとは言い切れません。

確かめられ方

Kulik と Kulik が1988年にまとめた53研究のメタ分析では、実際の授業のクイズで即時が有利でしたが、習得を扱った実験室の研究では逆の結果が多いという並びです。Shute が2008年に出した総説も、学習者と課題の性質で向きが変わる要因を並べています。どちらがよいかは決まっておらず、大人が独学する場面は調べられていません。