土鍋

鍋・フライパン

土鍋は、温まるまで時間がかかる代わりに冷めにくい陶器の鍋です。熱をゆっくり吸収してゆっくり手放す、厚みのある構造がその理由です。

どんな道具?

厚みのある陶器の鍋です。熱をゆっくり吸収し、ゆっくり手放す性質を持ち、加熱に時間がかかる代わりに、いったん温まると冷めにくくなります。鍋物や煮込み料理を食卓に出してからも冷めにくい状態で楽しめるのはこの性質のおかげです。2〜3人用から6〜8人用までサイズの幅があり、家庭の人数に合わせて選べます。素材の性質上、同じ火加減でも金属鍋より温まるまでの時間はかかります。

選び方

使う人数に合わせたサイズを選びます。小さすぎると鍋物のときに具材が入りきりません。内側全体に釉薬(ゆうやく)がかかっているものは汚れや匂いが染み込みにくく手入れが楽です。初めて使う前に目止め(米のとぎ汁で煮る)が必要な製品もあるため、購入時に説明書を確認しておきます。産地やデザインによって値段の幅が大きいので、日常使いなら扱いやすさを優先すると失敗しません。

使い方のコツ

急激な温度変化で割れることがあります。空だきや、冷たいままの土鍋をいきなり強火にかけると起こりやすい失敗です。弱火から少しずつ火力を上げるのが基本です。煮込み料理は火を止めたあとも予熱で火が通り続けるため、少し早めに火を止めても仕上がります。鍋物では、具材を入れる前に軽く出汁を温めておくと、鍋全体の温度差が小さくなり安定して煮えます。

手入れ・注意

濡れたまま火にかけない—— 水分が急に蒸発する際にひびが入ることがあります。洗ったあとは完全に乾かしてから収納し、湿気の少ない場所に保管するとカビや匂い移りを防げます。目立つ傷やひびが入ったら、無理に使い続けず買い替えを検討します。長年使うと貫入(表面の細かいひび模様)が増えますが、これは陶器の性質で、割れとは別のものです。