鉄のフライパン

鍋・フライパン

育てれば一生使える、けれど手間が要る

どんな道具?

高温に強く、蓄熱性が高いので、肉に強い焼き色を付けられます。使い込むほど油が馴染んで焦げ付きにくくなり、買い替えの必要がほぼありません。

選び方

厚みがあるほど蓄熱するが重くなる—— 家庭なら1.6mm前後が扱いやすいところです。最初から「シーズニング済み」のものを選ぶと、購入直後の焼き込み作業が省けます。

使い方のコツ

必ず十分に予熱してから油を入れ、油を全体に回してから食材を置く。この手順を守れば、鉄でもほとんどくっつきません。くっつく原因のほとんどは予熱不足です。

手入れ・注意

洗剤は基本的に使いません—— 馴染んだ油の膜が落ちてしまいます。お湯とたわしで洗い、火にかけて完全に乾かし、薄く油を塗って終わり。濡れたまま置くと一晩でサビます。

解説動画: 【鉄フライパン】絶対にくっつかないお手入れ方法・油膜の張り方【30分で簡単バージョン】/リノキャンプRINO CAMP

油膜を張る手順: 乾きやすい乾性油を使う—— 動画では手頃なグレープシードオイルを勧めている(リノール酸が多く油膜ができやすい)。オリーブオイルは乾きにくいので適さない。油を底にたまるくらい多めに入れて中火にかけ、キッチンペーパーで側面にも回す。

煙が出たら止める: 煙が出た時点で十分高温になり、油が酸化して油膜ができているので、そこで火を止めてよい。以前は煙が出なくなるまで熱し続けていたが、その必要はないと訂正している。

冷やす工程が本体: 油膜は「冷やす」ことで定着する。シンクに濡れ布巾を用意してフライパンを置き、中に水が入らないよう注意しながら熱を取る。温める → 冷やす、を3回繰り返す。油は最初に入れたものをそのまま使い回してよい。高温のフライパンを扱うのでやけどに注意し、換気もしておく。