調理道具図鑑

三徳包丁(包丁)

三徳包丁は、肉・魚・野菜の三つに使える万能包丁です。名前の由来もそこにあり、日本の家庭でよく使われています。名前は、肉・魚・野菜に使えることに由来します。堺一文字光秀(包丁の製造・販売店)によると、菜切り包丁と牛刀が合わさった文化包丁の次に今の形になりました。…

牛刀(包丁)

牛刀は、西洋のシェフナイフにあたる包丁です。三徳包丁より刃渡りが長く、先が尖っているのが特徴です。西洋のシェフナイフにあたる包丁で、三徳より刃渡りが長く、先が尖っているのが特徴です。英語では「cow sword(牛の刀)」とも呼ばれますが、実際は牛肉に限らず肉・魚・野菜を切る万能包丁です。刃渡り18〜24cmで…

ペティナイフ(包丁)

ペティナイフは、刃渡り12〜15cmの小型包丁です。果物の皮むきや面取りなど、大きな包丁では扱いにくい作業を担当します。刃渡り12〜15cmの小型包丁です。果物の皮むき、面取り、飾り切り、小さな野菜の処理など、大きな包丁では扱いにくい作業を担当します。包丁を売るカナダの店Knifewearは…

鉄のフライパン(鍋・フライパン)

鉄のフライパンは、高温に強く肉に強い焼き色を付けられます。蓄熱性も高く、使い込むほど油が馴染んで焦げ付きにくくなります。高温に強く、蓄熱性が高いので、肉に強い焼き色を付けられます。使い込むほど油が馴染んで焦げ付きにくくなり、買い替えの必要がほぼありません。戸板女子短期大学の学会発表(2002)では…

フッ素樹脂加工のフライパン(鍋・フライパン)

フッ素樹脂加工のフライパンは、くっつかず少ない油で調理できます。洗うのも簡単な一方、使うほど効果が落ちていく消耗品です。くっつかず、少ない油で調理でき、洗うのも簡単。卵料理や魚を焼くなら圧倒的に楽です。PTFE(テフロンは商標名)などのコーティングについて、米FDAは、食品に移る量はごくわずかで…

片手鍋(鍋・フライパン)

片手鍋は、台所でもっとも使用頻度が高い鍋です。汁物や下茹で、少量の煮物やソース作りに使います。汁物、下茹で、少量の煮物、ソース作りと、使用頻度が最も高い鍋です。ステンレスは丈夫でにおい移りが無く、アルミは軽くて熱伝導が良い。日本調理科学会誌の講座(杉山久仁子さん、2013)の表では、27℃の熱伝導率がアルミ237…

まな板(下ごしらえ道具)

まな板は、木製と樹脂製とで手入れの仕方が違う道具です。木製は刃当たりが柔らかく包丁が傷みにくく、樹脂製は漂白できて衛生管理が楽です。木は刃当たりが柔らかく包丁が傷みにくい、樹脂は漂白でき衛生管理が楽。どちらが優れているというより、手入れの仕方が違います。木と樹脂の衛生を比べた研究は結果が割れています。…

ピーラー(下ごしらえ道具)

ピーラーは、皮をむく道具ですが、薄切りやささがき、リボン状の飾り切りにも使えます。皮をむく道具ですが、薄切り、ささがき、リボン状の飾り切りにも使えます。横型(T字)は面をむくのに向き、縦型(I字)は手に持って丸いものをむくのに向きます。昭和女子大学の学会発表(2024・2025)は…

バット・ボウル(計量・保存)

バット・ボウルは、調理の流れを止めないために使う器です。切った材料を置く、下味を付ける、衣を付けるなど、様々な場面で使います。切った材料を置く、下味を付ける、衣を付ける、揚げたものを休ませる—— 調理の流れを止めないための器です。ステンレスは熱にも冷えにも強く、においも移りません。…

デジタルスケール・計量スプーン(計量・保存)

デジタルスケール・計量スプーンは、比率で決まる料理を正確に再現する道具です。特に化学反応で決まる菓子とパンづくりには欠かせません。料理は比率で決まるので、量が分かれば再現できます。特に菓子とパンは化学反応なので、目分量では成立しません。カップは体積の道具で…

ガスコンロ(加熱器具)

ガスコンロは、火加減の反応が最も速い加熱器具です。点火した瞬間に火力がほぼ最大に達し、鍋を振っても炎が追いかけてきます。ガスの炎を鍋底に直接当てて加熱する、昔ながらの直火式の加熱器具です。点火直後にほぼ最大火力に達し、つまみを回すだけで細かく調整できる反応の速さが最大の特徴です。…

IHクッキングヒーター(加熱器具)

IHクッキングヒーターは、鍋そのものを発熱させるしくみの加熱器具です。天板の下にあるコイルで発熱させ、炎が出ないぶん掃除がしやすくなっています。天板の下にあるコイルに電流を流し、鍋そのものを発熱させるしくみの加熱器具です。炎が出ないため、天板がフラットで掃除がしやすく、火災のリスクも下がります。…

電子レンジ(加熱器具)

電子レンジは、食品自体を内側から発熱させる加熱器具です。マイクロ波を使うため、庫内を予熱しなくてもすぐ温められます。食品に含まれる水分をマイクロ波で振動させ、食品自体を内側から発熱させるしくみの加熱器具です。庫内の空気は温まらないため、予熱なしですぐ温めや解凍ができる手軽さが最大の利点です。…

オーブン(加熱器具)

オーブンは、庫内全体を高温の熱で満たす加熱器具です。食材の外側からじっくり均一に火を通していきます。庫内全体を高温の熱で満たし、食品の外側からじっくり均一に火を通す加熱器具です。電子レンジと違って庫内の空気ごと温めるため、焼き色や香ばしさを付けながら中まで火を通せます。天板を使えば…

トースター(加熱器具)

トースターは、予熱なしで数分でこんがり焼き上げる加熱器具です。上下のヒーターで挟むように熱を当てて仕上げます。上下のヒーターで挟むように熱を当て、表面をこんがり焼きながら中を温める加熱器具です。予熱がほとんど要らず、スイッチを入れて数分で焼き上がる手軽さが特徴です。パンだけでなく…

炊飯器(加熱器具)

炊飯器は、スイッチひとつで炊き上げまで放置できる加熱器具です。吸水・沸騰・蒸らしの工程を自動で切り替えて仕上げます。米と水を加熱しながら、吸水・沸騰・蒸らしの工程を自動で切り替える加熱器具です。火加減を見ている必要がなく、スイッチひとつで炊き上がりまで放置できます。機種によっては早炊き・玄米・おかゆなど…

出刃包丁(包丁)

出刃包丁は、魚の頭や中骨を力を入れずに断ち切れる専用包丁です。峰側が分厚く、刃元の重みを利用する構造になっています。刃が厚く重みのある魚をおろすための専用包丁です。峰(背)側が厚み5mm前後と分厚く、刃元の重みを使えば魚の頭や中骨を力を入れずに断ち切れます。刃先は薄くしなやかで、身をおろす細かい作業にも対応します。…

柳刃包丁(包丁)

柳刃包丁は、一回引くだけで刺身の断面をなめらかに切れる専用包丁です。刃渡りの長さを生かした片刃の構造がこれを可能にしています。刺身を美しく切るための、刃渡りが長く先端が鋭く尖った片刃の包丁です。刃渡りの長さを生かせば、一回引くだけで断面をなめらかに切れます。三徳包丁のような両刃の包丁とは、切れ味の質が異なります。…

パン切り包丁(包丁)

パン切り包丁は、焼きたてのやわらかいパンも潰さずに切れる専用包丁です。波型の刃をのこぎりのように動かして切るのがコツです。刃がぎざぎざになった、波刃(波型の刃)を持つ専用の包丁です。ふつうの包丁で押し切ると潰れてしまう、焼きたてのやわらかいパンも断面をつぶさずに切れます。パン以外にも…

中華包丁(包丁)

中華包丁は、刻む・叩く・薄く切るをこなせる万能包丁です。四角く大きな刃1本を持つ、中国料理由来の道具です。四角く大きな刃を持つ、中国料理で使われる万能包丁です。刃の面積が広く重みがあるため、野菜を刻む・肉を叩く・薄く切るを1本でこなせます。三徳包丁よりも刃が大きい分、まな板全体を使った大量の下ごしらえに向いています。…

砥石(包丁)

砥石は、刃の形そのものを整え直せる包丁研ぎの道具です。水に浸した面に刃を当てて、薄く削って仕上げます。水に浸した表面に包丁の刃を当てて、刃先を薄く削り切れ味を回復させる道具です。粗さ(番手)が段階的に分かれており、番手が小さいほど粗く大きいほど仕上げ用という違いがあります。シャープナーより手間はかかりますが…

シャープナー(包丁)

シャープナーは、水も技術も要らず手軽に切れ味を戻せる簡易研ぎ器です。溝に刃を通して数回引くだけの、簡単な使い方です。溝に刃を通して引くだけで、手軽に切れ味を戻せる簡易研ぎ器です。砥石のように水や技術を必要とせず、数回引くだけで切れ味が回復します。ただし刃の形を大きく整え直す力はなく、あくまで切れ味の応急処置と考えます。…

両手鍋(鍋・フライパン)

両手鍋は、パスタ茹でや大人数分の汁物など、量の多い作業を担当する鍋です。片手鍋よりも安定して持て、容量も大きいのが特徴です。両手に持ち手が付いた鍋です。片手鍋よりも安定して持てて、容量も大きいのが特徴で、パスタを茹でる、大人数分の汁物を作る、鍋物をそのまま食卓に出すといった量の多い作業を担当します。…

土鍋(鍋・フライパン)

土鍋は、温まるまで時間がかかる代わりに冷めにくい陶器の鍋です。熱をゆっくり吸収してゆっくり手放す、厚みのある構造がその理由です。厚みのある陶器の鍋です。熱をゆっくり吸収し、ゆっくり手放す性質を持ち、加熱に時間がかかる代わりに、いったん温まると冷めにくくなります。…

圧力鍋(鍋・フライパン)

圧力鍋は、長時間かかる煮込み料理を大幅に短い時間で仕上げる道具です。鍋の中を高圧にし、水の沸点を100℃より高くすることでこれを実現します。密閉した鍋の中を高圧にすることで、水の沸点を100℃より高くする道具です。熱の伝わりが早くなるぶん、骨付き肉や豆、根菜など…

中華鍋(鍋・フライパン)

中華鍋は、短時間で仕上げる炒め物に向く鉄鍋です。底が丸く深さがあり、強い火力を鍋全体に伝えやすい形です。底が丸く深さのある鉄鍋です。強い火力を鍋全体に伝えやすい形をしていて、食材を鍋肌に沿って動かしながら短時間で炒める中華料理の炒め物に向きます。揚げ物や蒸し物にも使える汎用性の高さも特徴で、1つで何役もこなせます。…

おろし金(下ごしらえ道具)

おろし金は、食材をすりつぶしてなめらかな状態にする道具です。表面の突起が繊維を細かく壊すことで、これを実現します。表面の突起で食材をすりつぶし、繊維を細かく壊してなめらかな状態にする道具です。大根、生姜、わさび、にんにくなど、すりおろすことで初めて出る香りや辛味成分を引き出すのに欠かせません。金属製のほか…

すり鉢とすりこぎ(下ごしらえ道具)

すり鉢とすりこぎは、食材を押しつぶしすりつぶす道具です。内側に細かい溝を刻んだ鉢と木の棒を組み合わせて使います。内側に細かい溝を刻んだ鉢と、木の棒(すりこぎ)を組み合わせて食材を押しつぶし、すりつぶす道具です。ごまをする、山芋をすりおろす、味噌をなめらかにするなど、フードプロセッサーでは出しにくい粗さの調整ができます。…

菜箸とトング(下ごしらえ道具)

菜箸とトングは、役割の違う調理道具です。細かい作業が得意な菜箸と、しっかり挟んで持ち上げるのが得意なトングに分かれます。菜箸は通常の箸より長い調理専用の箸で、熱いものを混ぜる、揚げ物を返すといった作業に使います。トングはばねの力で挟む道具で、力が均等にかかるため肉や麺をつかみやすいのが利点です。用途が近いようで…

ゴムベラ(下ごしらえ道具)

ゴムベラは、ボウルや鍋の側面に沿って中身をきれいにかき集められるヘラです。柄の先に弾力のある素材が付いているのが特徴です。柄の先に弾力のある素材が付いたヘラです。ボウルや鍋の側面に沿って中身をきれいにかき集められるのが特徴で、生地を混ぜる、ソースを鍋から余さず移す、フライパンの中身を寄せるといった場面で活躍します。…

こし器(下ごしらえ道具)

こし器は、だしを漉す・粉をふるう・裏ごしなど幅広い作業をこなす道具です。網目状の構造で、目の細かさによって使い分けます。網目状の道具で、液体と固形物を分ける、粉の塊をほぐす、裏ごしをするなど、目の細かさによって幅広い作業をこなします。だしを取ったあとの昆布やかつお節を漉す…

保存容器(計量・保存)

保存容器は、調理済みの食品や食材を空気や匂いから遮断して保存する容器です。ガラス製とプラスチック製とで、得意な点が異なります。調理済みの食品や食材を空気や匂いを遮断して保存する容器です。ガラス製は匂い移りがなく電子レンジ・オーブンにも対応するものが多く、プラスチック製は軽くて割れにくいという違いがあります。…

ラップとアルミホイル(計量・保存)

ラップとアルミホイルは、どちらも食品を覆う薄いシートです。水分保持が得意なラップと、熱を伝えやすいアルミホイルとで得意な仕事が逆になります。どちらも食品を覆う薄いシートですが、ラップは密閉性が高く水分を保つのが得意で、アルミホイルは熱を伝えやすいので焼く・蒸す・包む加熱調理に向くという違いがあります。…

密閉袋(計量・保存)

密閉袋は、口をしっかり閉じられる袋です。中の空気を抜くことで、食材の酸化や乾燥を遅らせます。口をしっかり閉じられる袋です。中の空気を抜くことで食材の酸化や乾燥を遅らせるのが役目で、下味を付けた肉を漬け込む、小分けにして冷凍する、まとめて茹でた野菜を保存するといった場面で使われます。場所を取らずに保存できるのも利点で…