圧力鍋
鍋・フライパン
圧力鍋は、長時間かかる煮込み料理を大幅に短い時間で仕上げる道具です。鍋の中を高圧にし、水の沸点を100℃より高くすることでこれを実現します。
どんな道具?
密閉した鍋の中を高圧にすることで、水の沸点を100℃より高くする道具です。熱の伝わりが早くなるぶん、骨付き肉や豆、根菜など、通常なら長時間かかる煮込み料理を大幅に短い時間で仕上げられます。容量は3〜6リットルが家庭用の目安で、普段の調理量に合わせて選びます。加圧中は鍋の中の様子が見えないため、時間や火加減は説明書の指示に従って進めます。難しそうに見える道具ですが、最近の製品は安全機構が充実し、以前より扱いやすくなっています。
選び方
普段作る量より少し大きめの容量を選ぶと、豆や乾物をまとめて煮るときに便利です。圧力の調整弁が2段階以上あるものは、食材によって圧力を選べて焦がしにくくなります。電気式は火加減の管理が不要な一方、直火式は火力を細かく調整でき、慣れれば仕上がりの幅が広がります。初めて使うなら、安全機構が複数付いた電気式のほうが扱いやすい傾向があります。
使い方のコツ
規定量以上に水や食材を入れると危険です。噴きこぼれや詰まりの原因になるため、取扱説明書の目盛りを守ります。加圧が終わったら自然に圧力が下がるのを待つ、または指定の方法で減圧してから蓋を開けます。圧力が残ったまま蓋を開けるのは危険です。豆類は加熱で膨らむため、規定より少なめに入れておくと噴きこぼれを避けやすくなります。
手入れ・注意
パッキン(ゴム部分)は消耗品で劣化します。劣化すると密閉できず圧力がかからなくなるため、定期的に状態を確認し、硬化やひび割れがあれば交換します。蒸気の通り道は使用後によく洗って詰まりを防ぎます。パッキンは高温多湿を避けて保管すると劣化が緩やかになり、交換の頻度を抑えられます。