粒度の揃い方

ミル(挽く)

粒度の揃い方は、同じ挽き目でも粒がばらつくと、同じ粉の中で濃さが割れてしまう要素です。

どんな道具?

同じ挽き目に設定しても、実際にできる粉の粒は完全には均一になりません。細かい粒(微粉)は早く抽出され尽くし、粗い粒は抽出が足りないままになり、同じ一杯の中で過抽出と未抽出が同時に起きます。刃の方式と精度が、この揃い方に直結します。粒の揃い方は、味の再現性そのものにも関わります。

選び方

安価なプロペラ式の電動ミルは、粒がばらつきやすい傾向があります。価格が上がるにつれて粒の揃った機種が増え、粒度分布を数値で公開している機種は比較の目安になります。同じ豆・同じ挽き目で味が毎回ばらつくなら、粒の揃い方をまず疑ってみるとよいとされています。

使い方のコツ

挽いた粉をふるいにかけると、微粉だけを取り除けます。目の粗さが違う2段階のふるいを使うと、粗すぎる粒と細かすぎる微粉の両方を取り除けます。手間はかかりますが、雑味を減らす効果があるとされています。取り除いた微粉は、水出しなど別の抽出方法に回すという工夫もあります。

手入れ・注意

ふるいの網目には微粉が詰まりやすいため、使うたびにブラシで払います。定期的に水洗いして乾かします。ミル本体の刃が摩耗すると粒のばらつきが大きくなるため、切れ味が落ちたら交換時期を疑います。刃を自分で研ぐのは難しく、交換か買い替えが基本の対処になります。ふるい自体も網が破れていないか、ときどき光にかざして確認します。