電動ミル(臼式)
ミル(挽く)
毎日飲むなら、手間の差が大きい
どんな道具?
手挽きと原理は同じですが、速く、粒度も安定します。2人分以上を毎日挽くなら、手挽きの労力が現実的な障害になってきます。
選び方
安価なプロペラ式は避けてください—— 挽くというより砕く方式で、微粉が大量に出て雑味の原因になります。コニカル(円錐)刃かフラット刃の臼式を。値段は上がりますが、味への影響はここが最も大きい投資です。
使い方のコツ
挽く前に、豆を計ってから入れる。ホッパーに豆を入れっぱなしにすると酸化します。挽いたあと本体を軽く叩くと、内部に残った粉が落ちます。
手入れ・注意
週に一度は刃まわりを掃除。専用のクリーニング用タブレットや、生米を挽いて油を吸わせる方法もあります。
解説動画: 刃の形で分ける家庭用コーヒーミル3方式の違い//岩崎泰三 -Coffee Journalist Taizo Iwasaki -
3方式の中での位置づけ: 家庭用のコーヒーミルは刃の形で主に4種類に分かれるが、ロール式は大きな工場にしかないため家庭用からは外し、コニカル(円錐)・プロペラ(ブレード)・フラット(ディスク)の3方式として説明している。コニカルには手挽きミルの大半が当てはまり、ディスク式は手挽きがほとんど無く、業務用を縮めた電動が中心になる。
仕組みと挽き上がり: フラット(ディスク)式は平らなディスク2枚を向かい合わせて回し、間に挟んだ豆をすり潰す方式。粒度の安定がまったく違い、楽で安定して美味しいとしている。ダイヤルで挽き目をワンタッチで変えられ、いつも決まった状態の粉が出るので、ドリップの時間や湯量を詰めたい段階に入った人に勧めている。
置き場所と他方式との違い: 回転させるために本体がある程度重く大きくなり、小型のものもほとんど無いので、置き場所に余裕がないと厳しい。挽き上がりでは、衝撃で豆を壊すプロペラ式は大粒と微粉が混ざってムラが出やすい。ただしプロペラ式も安価で場所を取らず、数十秒で挽けるため入門には勧めており、特別な考えで作られた高級な手挽きコニカルはディスク式と同じあたりに位置づけている。
手入れ: 刃の内側にコーヒーの粉が残留するため、放置すると金属にも良くなく、粉が劣化して次に挽いたときに古い粉の味が出ると注意している。刃を外してブラシで払うのが基本で、届かない細部は綿棒やカメラ用のブロワーも使う。手入れのしやすさもミルを選ぶ基準になり、メンテナンスまで含めて楽しめるといいとしている。