スズメバチ
危険生物(虫)
夏から秋がいちばん危ない蜂
見分け方
働き蜂の体長は種によって差があり、キイロスズメバチで17〜24mm、最大のオオスズメバチは27〜40mmです。腹の黄色と黒の縞がはっきりしています。軒下や木の洞に球形の巣をつくる種のほか、オオスズメバチは土の中や木の根元に営巣します。8月から10月は巣が大きくなり、特に気が立っています。
危険・注意
刺されると激しい痛みと腫れが出ますが、本当に怖いのは全身に及ぶアナフィラキシーショックで、短時間で血圧低下や呼吸困難に至ります。過去に刺された人ほど起こりやすいものの、初めての一刺しでも起こり得ます。巣に近づくとカチカチと顎を鳴らして威嚇し、集団で追ってきます。
出会ったら
手で払うとかえって刺激するので、姿勢を低くしてゆっくり後ずさりします。刺されたら流水で洗いながら傷口をつまんで毒を絞り出し、そのあと冷やします。口で吸い出してはいけません。じんましん・息苦しさ・めまいが出たら迷わず119番です。
解説動画: ハチに刺されない方法とスズメバチが襲ってくる理由/むしハカセ ちょびひげ / You虫部
刺すのはメスだけ: 日本には3000種以上のハチがいるとされるが、刺してくるのはメスだけ。針はもともと卵を産むための管が変化したものなので、オスは針を持たず、刺そうとしても刺せない。またほとんどのハチはおとなしく、手で握るようなよほどのことがない限り刺さないと説明している。
覚えておくべき2種: 自分から攻撃してくるハチとして覚えておきたいのはアシナガバチとスズメバチの2つ。アシナガバチは飛ぶときに脚をだらんと下げるため脚が長く見えるのが名前の由来。スズメバチはアシナガバチより体が大きく、アシナガバチの巣を襲うこともあるほど強い。この2種だけは近づかれたら注意が必要だとしている。
攻撃してくる理由: ハチが襲ってくるのは人間が嫌いだからではなく、みんなで子育てをしている大きな巣を守っているため。巣に近づく相手に近づかないでと伝える行動が、人から見ると攻撃になる。またハチはいきなり刺すのではなく、まず近寄って羽音を立てながら相手がどんな存在なのかを確かめるので、この段階でどうするかが分かれ目になる。
近づかれたときの正解: 手で追い払うのでも走って逃げるのでもなく、石に化けてとにかく動かないのが正解。あわせてクマが天敵なので黒い服は襲われやすいこと、香りの強い洗剤や柔軟剤のにおいも怪しまれることを挙げている。夏の終わりから秋は巣で次の世代が育つ時期にあたり、スズメバチもアシナガバチも攻撃的になるため特に注意するよう締めくくっている。