くり返しタイマー

水を回す部品

ポンプを、時間で入り切りする道具です。サイフォンを使わない床で湛水と排水を作る方法で、分単位で刻めるものが要ります。

何のためのものか

床への給水を時間で入り切りし、湛水と排水を作る道具です。FAO 2014 のタイマー方式は、立ち上げ管の下に径6〜12 mmの小穴を開け、満ちたら電源を切って小穴から抜き、抜けきったら再び送ります。小穴は入ってくる水より細いので、送っている間は床が満ちていきます。サイフォンの調整に悩まずに済むのが利点です。

選ぶときに見るところ

1日単位の学習タイマーでは刻めません。分単位で入り切りを繰り返せる型を選びます。FAO 2014 は1時間に1〜2回の湛水と排水を挙げ、1日3〜4回で足りている系もあるとしています。停電のあとに設定が残るか、水のかかる場所に置けるかも見ておきます。差し込むポンプの消費電力も確かめます。

使いかたと手入れ

床が満ちるまでの時間を測ってから、切る間隔を決めます。止めるのは床への給水だけで、魚槽の循環と曝気は止めません。FAO 2014 は、タイマー方式は魚槽の循環と曝気が減るため密に飼う系には向かないとしています。水温と餌が変わる季節には、間隔をもう一度測り直します。設定は紙に書いて、機械のそばに貼っておきます。

無いとどうなるか

サイフォンも無ければ床は湛水のままになり、水位が動きません。根の周りの水が入れ替わらず、根が使う酸素が尽きて根が茶色くぬめる、床の底では培地の底に黒い泥がたまるという形で出ます。反対に切れたままになれば床は乾き、根は水を失います。止まったタイマーは壊れたポンプより気づくのが遅れがちで、時々は目で確かめます。

解説動画: 水耕栽培のポンプと育成ライト用タイマー(アナログ式)の設定方法/Hydro How-To

同じ予定を繰り返す: 動画は、タイマーの値打ちは再現性にあると切り出します。光と給水の予定がいったん決まれば、次の栽培でも同じ刻みをそのまま再現できる。そのために高価なデジタル式は要らず、機械式のダイヤルで足りると言い、前面のコンセント差込口、上面のダイヤル、側面の切り替えという簡単な作りを順に見せます。

今の時刻に合わせる: 設定は現在時刻からです。ダイヤルは明るい背景が午前、暗い背景が午後で、緑の矢印がいまタイマーに入っている時刻を指す。今が午後4時なら、暗い側の4に矢印が来るまでダイヤルを回す。これで時計が合ってから、動かしたい間隔を作るという順です。背面は3ピンのプラグで、コンセントや電源タップに差します。

タブで間隔を作る: 動かしたい時間帯は、外周のタブを押し下げて作ります。育成ライトなら午前6時から午後8時までのタブをすべて下げる。ただし矢印が指している位置のタブだけは最後まで押し込めないので、ダイヤルを少しずらして押し、押し終えてから正しい時刻へ戻す。そのうえで内側のスイッチがタイマー側にあるか確かめ、器具をつなぐと言います。

ポンプは短く何回か: ポンプの例も出します。湛水と排水で動かす床では、午前9時・正午・午後3時・午後5時の4回、1回30分ずつ動かす設定を作って見せる。ライトのように一続きにするのではなく、短い運転をいくつも置く形です。栽培の作りに合わせて、必要なだけ間隔を足していけると付け加えます。

入らない時に見る所: 最後は後から困らないための一言です。器具側の電源スイッチが切れていると、器具は動きません。つないだら器具のスイッチも入れておく。側面の切り替えは予定の時間外に手で動かすためのもので、使い終わったらタイマー側へ戻すと結びます。止まっているのはタイマーとは限らない、という話です。