フナ

温水性の魚

水温帯: 広い

フナは丈夫で越冬もしますが、採る場所には規則があります。水路で掬った魚をそのまま入れる前に、漁業権と規則を確かめます。

どんな魚か

田や水路、池の止水に広くいる在来のコイ科で、同じ属の中でも姿の幅が大きい魚です。底の泥をあさる雑食で、濁りにも低い酸素にも強い性質があります。野で採った魚は、寄生虫や病原体を水槽ごと持ち込みます。別の容器で数日ようすを見て、水温と水質を合わせてから移します。丈夫さに任せて急に移すと、そこで崩れます。

水温とpHの範囲

フナを対象にした飼育の水温とpHの参照値は、公開された資料に見当たりません。FAO 2014 は温水性の魚を22〜32℃、冷水性を10〜18℃と分け、系の折り合いをpH6〜7としています。日本の池で冬を越す魚なので下の側は広いはずですが、上限も含めて確かめられるのは自分の水温だけです。

餌と成長

雑食で、底に沈んだものをよく探します。沈む餌を少しずつ与え、翌朝の残り方で次の量を決めます。FAO 2014 の体重100g超で1日に体重の1%という目安が入口になります。与えすぎた分は餌からアンモニアへの側に回り、水の数字に出ます。野にいた魚は配合飼料に慣れるまで日数がかかることがあります。

組み合わせやすい作物

養分が薄いうちは葉物に絞るのが確かです。小松菜やチンゲンサイは短い周期で収穫でき、クレソンは流れのある床でよく伸びます。葉物で40〜50g/m²という餌と床の比を目安にします(FAO 2014)。果菜は要る養分が多く、餌の量が足りるまで待つほうが、株を枯らさずに済みます。採ってきた魚は食べる量が読みにくいので、床は少なめから広げます。

法と入手のこと

採った水域の外へ移さず、飼った魚を川に放流しない。川・池・水路での採捕は都道府県の内水面漁業調整規則と漁協の遊漁規則の対象で、漁具・区域・期間に制限があります。移殖の制限は水産資源保護法第4条が根拠で、規則には罰則も置けます。漁業権のある水面では、遊漁の手続きが先に要ります。飼えなくなったら採った水域へ戻さず、引き取り先を探します。