県外ナンバー探し
言葉遊び・観察ゲーム
人数: どちらでも
県外ナンバー探しは、走る車の中から県外ナンバーを見つけて数える観察ゲームです。
時間の特徴
車窓をぼんやり眺めているだけでは気づかない発見がある、観察に集中する時間です。ナンバーの地域名は、もともと管轄する運輸支局等の名称と一致していました。2004年に加わったご当地ナンバーは、複数の市町村の集合であることと、登録台数が10万台を超えることなどを条件に認められます(国土交通省の2004年の発表資料)。地域名を覚えると、走っている車がどこから来たのかを言い当てられます。
向いている場面
子供連れのドライブに向いていて、飽きずに窓の外を見続けるきっかけになります。年齢に合わせて難しさを変えられます。幼い子にはナンバーの文字をアルファベット順に読ませ、先にZへ着いた子の勝ちにします。年上の子には、自分の州以外のナンバーを集める遊び方が向きます(米国国立公園局の車内ゲームの記事)。日本では都道府県名や地域名に置き換えて遊べます。
始め方
見つけた地名ナンバーを声に出して数えていきます。「一番遠くのナンバーを見つけた人が勝ち」のようなルールを足すと競争になります。ナンバーに書かれるのは県名ではなく運輸支局などの地域名なので、どこからを「県外」と数えるかを出発前に決めておくと、判定で迷いません。探す役は同乗者が受け持ち、運転者は前を見ることに専念します。
具体例
高速道路のサービスエリアの駐車場は、色々な地域のナンバーが集まっていて特に見つけやすい場所です。この遊び自体の研究ではありませんが、運転シミュレータ実験(2008年)では運転の誤りが電話での会話で最も多く、交通が混むと運転者の話す量も減りました。一方、同乗者との会話にも中程度の悪影響があり、運転者は声をかけられても短く返すのが無難です(93本の研究を集めた2018年のメタ分析)。
出典
- 公的機関 国土交通省(2004) 新たな地域名表示ナンバープレートの導入について
- 公的機関・英語 U.S. National Park Service(Route 66 Preservation Program)(2022) Route 66: Car Games
- 論文・英語 Drews, Pasupathi, Strayer(Journal of Experimental Psychology: Applied)(2008) Passenger and cell phone conversations in simulated driving
- 論文・英語 Caird, Simmons, Wiley, Johnston, Horrey(Human Factors)(2018) Does Talking on a Cell Phone, With a Passenger, or Dialing Affect Driving Performance? An Updated Systematic Review and Meta-Analysis of Experimental Studies
解説動画: ナンバープレートの地名100個見るまで帰れませんin海老名SA【全国津々浦々のナンバープレートが登場】/ムカイワンダーランド
何を目指す企画か: 神奈川県の海老名サービスエリアに立ち、行き交う車のナンバープレートに記された地名を100種類集めるまで帰らない、という設定で撮影されています。全国には130種類あまりのナンバー地名があるとされ、そのうちどれだけ多くの地名を見つけられるかを、駐車場の出入口付近に立って一つずつ数えていく様子が記録されています。
立つ場所と時間帯で変わる顔ぶれ: 同じ場所に留まっていても、しばらく経つと駐車している車の入れ替わりが起きるため、時間を置いて見直すと新しい地名が見つかることが紹介されています。動画の後半ではサービスエリアの上り側から下り側へ移動しており、場所を変えることで仙台や札幌など、それまで見かけなかった地名が続けて現れる場面もあります。
見つからない地名の残し方: 数が90前後まで進むと、その後はなかなか新しい地名が出てこず足踏みする時間が続きます。北海道や東北のいくつかの地名は最後までなかなか現れず、上り側では見つからなかった地名が下り側でまとまって見つかるなど、場所によって偏りがあることも映像から伝わってきます。
県外ナンバー探しの進め方の参考に: この動画は勝ち負けを意識したゲームとして撮られていますが、通りかかる車のナンバーに注目し、まだ見ていない地名を意識して探すという行為そのものは、観察に集中する時間としての「県外ナンバー探し」の進め方の参考になります。サービスエリアや停車中の駐車場など、車の出入りが多い場所ほど新しい地名に出会いやすいことも見て取れます。
