山手線ゲーム
言葉遊び・観察ゲーム
人数: ふたり以上
山手線ゲームは、お題に沿って連想する言葉を出し続けるゲームです。
時間の特徴
しりとりよりも知識と発想の幅が問われる時間です。答えに詰まった人から脱落していく緊張感があります。お題に沿って単語を出し続ける課題は、神経心理学の検査としても広く使われています。1997年の研究(若年と高齢の健常者95人)は、小さなグループの中で続けて出す力と、グループ間を切り替える力の両方が、お題に沿って出せた単語数と強く関係すると報告しています。
向いている場面
3人以上で盛り上がりやすい。学生時代のような競争心のあるメンバーに向いています。脱落を競うゲームなので、答える役は同乗者が受け持ち、運転者は聞くだけにとどめるのが無難です。93本の研究を集めた2018年のメタ分析は、ハンズフリーの電話だけでなく同乗者との会話にも、運転成績への中程度の悪影響を報告しています。
始め方
「駅名」「動物」のようなお題を1つ決めて、順番に一つずつ答えを言っていきます。同じ答えの繰り返しや、詰まったら脱落というルールにすると盛り上がります。詰まりそうなら、「動物」なら「ペット」を思いつく限り続け、尽きたら「海の生き物」へ移る、というように小さなグループを渡り歩くと、研究でいう「グループの中で出す力」と「切り替える力」の両方を使えます。
具体例
お題の例「都道府県」「コンビニで売っているもの」「四字熟語」。QuizKnock(YouTube)が公開した1対1の対戦は、制限時間15秒・1回のミスで失格のトーナメントで、お題「日本の市」では町・村・県を不可と決めておき、挙がった「松島市」に対し「あるのは東松島市」という指摘が出て勝負がつきました。
出典
- 論文・英語 Troyer, Moscovitch, Winocur(Neuropsychology)(1997) Clustering and switching as two components of verbal fluency: evidence from younger and older healthy adults
- 論文・英語 Caird, Simmons, Wiley, Johnston, Horrey(Human Factors)(2018) Does Talking on a Cell Phone, With a Passenger, or Dialing Affect Driving Performance? An Updated Systematic Review and Meta-Analysis of Experimental Studies
- 動画 QuizKnock 【ガチ知識勝負】東大生なら山手線ゲーム永遠に終わらない説
解説動画: 【大混乱】お題が増える山手線ゲーム【解説にも注目】/QuizKnockと学ぼう
動画の内容: この動画は、クイズ番組出身のメンバーが出演する「QuizKnockと学ぼう」チャンネルが公開したもので、山手線ゲームを題材にした企画です。冒頭で通常の山手線ゲームのルールを一通り説明したうえで、今回は学校の勉強に寄せたお題を扱う回だと紹介しています。テンポよく答えを出し合いながら進行し、途中で新しいお題が加わっていく変則ルールが特徴です。
ルールの仕組み: 基本の山手線ゲームは、一つのお題について参加者が順番にリズムよく答えを言っていき、お題に合わない答え・言葉に詰まる・すでに出た答えを繰り返す、のいずれかが起きた人が脱落するという内容です。今回はここに「5回連続で正解が続くと新しいお題が一つ追加される」という条件が加わっており、ゲームが進むほど選べる答えの範囲が広がっていく構成になっています。
出てきたお題の幅: 実際に扱われたお題は、元素の名前、政令指定都市、SDGsの目標、ギリシャ文字、国連加盟国の首都、必須アミノ酸、徳川将軍、日本の省庁など多岐にわたります。お題が一つ増えるごとに、それまでに出た複数のお題すべての中から答えを選ばなければならなくなるため、後半になるほど頭の切り替えが忙しくなる様子が伝わってきます。
見どころ: プレイヤー同士で答えの正しさを確認し合ったり、細かい間違いを指摘し合ったりする場面が多く、勢いだけでなく雑学として知識に触れられる構成になっています。テンポについていけずに脱落していく様子や、お題が積み重なることで難易度が段階的に上がっていく展開が、このアレンジならではの見どころです。
