ナンバープレート計算

言葉遊び・観察ゲーム

人数: どちらでも

ナンバープレート計算は、前を走る車のナンバー4桁で計算式を作る遊びです。

時間の特徴

頭を使う暇つぶしとして、渋滞中や信号待ちの短い時間に向いています。暗算を担うのは同乗者で、運転者は加わらないほうが無難です。決められた速度を1分保つ課題に暗算を足すと、いつもの速度より遅い速度を保つのが難しくなりました(フローニンゲン大学の運転シミュレータ実験・2011年)。この遊び自体を調べた研究ではありませんが、暗算の重さを示す結果です。

向いている場面

助手席の人がひとりで遊ぶのにも向く、短時間の暇つぶし。子供が四則演算に親しむきっかけにもなります。頭の中で課題を抱えると視線が一点に集中し、視覚の検出課題の成績が落ちました(スペインのコンプルテンセ大学が実際の交通で12人を走らせた実験・2003年)。前を見る運転者は、数字を読むのも計算も同乗者に任せ、答えを聞いて返すだけにします。

始め方

前の車のナンバープレートの4桁の数字を使い、四則演算だけで10を作れるかを考えます。桁の順番は入れ替えてよい、というルールにすると解ける確率が上がります。ナンバーの一連指定番号は「一番大きく表示されている4桁までの数字」で、桁の少ないナンバーもあります(国土交通省)。その回は見送るか、10に近い式を作ると決めておくと迷いません。括弧を使ってよいかも出発前に決めます。

具体例

ナンバーが「3・5・7・9」なら 9+3-(7-5)=10 のように、括弧で先に計算する部分を作ると10に届きます。「1・1・5・8」は 8÷(1-1÷5)=10 と、割り算と括弧を使う難問です。この遊び自体の研究ではありませんが、同乗者との会話にも運転成績を中程度に下げる働きがあり、運転者は短く返すのが無難です(93本の研究を集めた2018年のメタ分析)。

出典

  1. 公的機関 国土交通省(2014) 登録自動車・軽自動車の一部のナンバーを抽選番号に移行します。
  2. 論文・英語 Lewis-Evans, de Waard, Brookhuis(Accident Analysis & Prevention)(2011) Speed maintenance under cognitive load - Implications for theories of driver behaviour.
  3. 論文・英語 Recarte, Nunes(Journal of Experimental Psychology: Applied)(2003) Mental workload while driving: effects on visual search, discrimination, and decision making
  4. 論文・英語 Caird, Simmons, Wiley, Johnston, Horrey(Human Factors)(2018) Does Talking on a Cell Phone, With a Passenger, or Dialing Affect Driving Performance? An Updated Systematic Review and Meta-Analysis of Experimental Studies

解説動画: 【数学ゲーム】車のナンバーで遊べる数学&算数ゲーム「テンパズル(make10)」の紹介/math channel-新アカウントにて動画更新中-

遊び方の基本: 前を走る車やすれ違う車のナンバープレートに並ぶ4桁の数字を、+、−、×、÷や括弧を使って組み合わせ、10という答えを目指す遊びです。数字はプレートに書かれている順番のまま使い、4つをすべて使い切るのが基本のルールとして紹介されています。

「テンパズル」という数学パズルが元になっている: この遊びは、4つの数字から10を作る「テンパズル」「メイクテン」と呼ばれる数学パズルがもとになっています。身近にある4桁の数字として車のナンバープレートを当てはめたものが、この動画で紹介されている遊び方です。

紙やペンがいらない気軽さ: 紙もペンも使わず、目に入ったナンバーの数字だけで完結するのがこの遊びの特徴です。式がうまく作れてもできなくても、次に見えた車の数字でまた挑戦できるので、気負わず繰り返しやすい遊び方として紹介されています。

待ち時間に向く頭の体操: 信号待ちや渋滞などで止まっている車のナンバーを眺めながら、頭の中で計算式を組み立てていく遊び方です。道具を用意する必要がなく、ちょっとした空き時間に思い立ってすぐ始められる暇つぶしとして紹介されています。