ポッドキャストを聴く

音声コンテンツ

人数: どちらでも

ポッドキャストを聴くのは、興味のあるジャンルの番組を選んで聴く過ごし方です。

時間の特徴

会話をしなくても成立する、ひとりでも複数人でも使える受け身の時間です。番組によっては、聴き終えたあとに感想を話す会話のきっかけにもなります。車内の8つの作業を比べると、ラジオや朗読を聴く認知的な負荷は低く、会話は中程度でした(3つの実験・2015年)。要旨にポッドキャストの名前は出てこないので、近い作業からの見当になります。

向いている場面

長距離の移動でまとまった時間が取れるとき向き。1エピソードが20〜40分程度の番組を選ぶと、休憩のタイミングで区切りやすいです。救急医療の研修医100人が、番組を運転しながら聴く場合と座って聴く場合で比べた2021年の試験では、30分以内のテストも1か月後のテストも記憶の成績に統計的な差は出ませんでした。2025年のカナダの運転シミュレータ実験(医学の番組・研修医と学部生41人)でも差は出ませんでした。

始め方

出発前に、目的地までの所要時間に合うエピソード数をあらかじめダウンロードしておきます。電波の届きにくい山間部を通るルートでは、事前ダウンロードが特に効きます。再生する順番も出発前に決めておき、運転中の再生・停止・選び直しは避けます。運転中に携帯電話で通話することと、画面の画像を注視することは法律で禁じられています。操作が必要になったら安全な場所に停車します(警察庁)。

具体例

ニュース解説系、歴史系、対談系など、自分の興味に合わせてジャンルを選ぶ。インドの工科大学の研究チームによる模擬運転の実験(若い男性64人・2024年)では、FMラジオの会話を聴いたときのほうが音楽より運転の誤りが多く出ました。ポッドキャストそのものの実験ではありませんが、聴き入るほど考え込む回は、同乗者や停車中に回すのが無難です。

出典

  1. 論文・英語 Strayer, Turrill, Cooper, Coleman, Medeiros-Ward, Biondi(Human Factors)(2015) Assessing Cognitive Distraction in the Automobile
  2. 論文・英語 Gottlieb, Riddell, Cooney, King, Fung, Sherbino(Annals of Emergency Medicine)(2021) Maximizing the Morning Commute: A Randomized Trial Assessing the Effect of Driving on Podcast Knowledge Acquisition and Retention
  3. 論文・英語 Jabbari, Gottlieb, von Mohrenschildt, Lee, Arnold, Shedden, Sherbino(PLOS ONE)(2025) The impact of driving versus undistracted listening on podcast knowledge acquisition and retention using a driving simulator: A randomized, cross-over trial
  4. 論文・英語 Nageswara Rao, Jeyapaul, Najar, Chaitanya(Traffic Injury Prevention)(2024) Driving errors as a function of listening to music and FM radio: A simulator study
  5. 公的機関 警察庁 やめよう!運転中のスマートフォン・携帯電話等使用

解説動画: 【おすすめポッドキャスト】雑談力を磨きたいオタクが、知識をアップデートできた番組5選 #VTuber/豹矢りいす / 日常ch

ポッドキャストとはどんな音声メディアか: ポッドキャストは、インターネットを通じて配信される音声番組です。テレビやラジオの生放送と違い、配信済みの回であれば好きなタイミングで聴くことができます。扱われているジャンルはニュース、ビジネス、学習、雑談などとても幅広く、プロの制作者が手がけるものから個人が発信しているものまで多様な番組があります。特にアメリカでは市場が大きく育っており、車での移動時間が長い生活スタイルとも相性が良いと言われています。日本ではまだそこまで広く定着していないものの、少しずつ聴く人が増えてきているそうです。

聴き始めたきっかけは投資への関心から: この動画の配信者がポッドキャストを聴くようになったのは、投資を始めたことがきっかけだったと語られています。それまであまり関心のなかったニュースに目を向けるようになり、まとまった時間でニュースを追える方法を探した結果としてポッドキャストにたどり着いたそうです。何かをしながら聴ける「ながら聴き」ができる点が、日々の生活のリズムに合っていたようです。

紹介されている番組の幅広さ: 動画では、性格の異なる5つの番組が紹介されています。朝の短い時間で経済ニュースをまとめて聴けるもの、若い世代にも聴きやすい話題を扱うもの、経営者の悩みを取り上げるもの、さまざまな分野の専門家をゲストに招いて話を聞くもの、政治や経済の出来事を日々の暮らしに引きつけて解説するものと、それぞれ切り口が違います。自分の関心と離れたジャンルの番組でも、知らない世界を覗く感覚で楽しめると述べられています。

聴いた内容を会話のきっかけにする楽しみ方: 紹介の中では、番組で耳にした話題を後から人との雑談のネタにする、という聴き方が語られています。気になった話をメモしておき、別の場面で話題にしてみるという使い方です。また、番組の内容そのものだけでなく、話し手同士の掛け合いや雑談の空気を楽しむ聴き方にも触れられており、情報を得ること以外の楽しみ方があることが伝わってきます。