ドライブ用プレイリストを作る
音声コンテンツ
人数: どちらでも
ドライブ用プレイリストを作るのは、目的地までの時間に合わせて曲順を組む過ごし方です。
時間の特徴
好きな曲を流しながら移動する、もっとも定番の過ごし方です。曲の並び順を考えること自体も楽しみのひとつです。車で音楽を聴く理由として多く挙がるのは、くつろぐことと集中することです(英国の運転者1,780人への調査・2007年)。自分で選んだ曲も、明るい曲も暗い曲も、無音と比べて運転中の気分を保ちました(運転シミュレータの実験・2012年)。
向いている場面
何人でも。同乗者がいる場合は、全員が知っている曲を混ぜておくと合唱が起きやすくなります。運転の映像で危険を見つける力は、好みの曲でも別の曲でも、交通音だけのときと変わりませんでした(36人の実験・2024年)。19本の研究をまとめた2023年のメタ分析(多くは運転シミュレータ)では、音楽で反応時間は短くなった一方、覚醒や精神的な負荷は上がり、音量が大きいと運転速度も上がる傾向がありました。
始め方
出発前に、移動時間の長さに合わせて曲数を決めておきます。テンポの速い曲から始めて、目的地に近づくにつれて落ち着いた曲にする、のように緩急をつけると飽きにくいです。高速道路の単調な運転で16人を調べた2019年の研究では、中くらいのテンポが疲れを減らし注意を保つのに最良で、遅い曲は最初は注意が上がり、速い曲は最初は疲れが減りましたが、どちらも長い時間では注意が落ちました。
具体例
出発直後はアップテンポ、渋滞中は落ち着いた曲、到着前は気分が上がる曲、のような並べ方。ロックは軽めの曲や無音より覚醒と負荷が上がり、速度のばらつきと車線をまたぐ回数も増えました(20人の模擬運転・2019年)。負荷の高い運転では、速いテンポの曲ほど気持ちが高ぶり、場面を危険と見る傾向も強く出ます(46人の運転シミュレータ実験・2022年)。込み入った市街地は遅い曲に替えます。
出典
- 論文・英語 van der Zwaag et al.(Ergonomics)(2012) The influence of music on mood and performance while driving
- 論文・英語 Ghojazadeh et al.(Health Promotion Perspectives)(2023) Effect of music on driving performance and physiological and psychological indicators: A systematic review and meta-analysis study
- 論文・英語 Li, Chen and Zhang(i-Perception)(2019) Effect of Music Tempo on Long-Distance Driving: Which Tempo Is the Most Effective at Reducing Fatigue?
- 論文・英語 Karageorghis et al.(Ergonomics)(2022) Interactive effects of task load and music tempo on psychological, psychophysiological, and behavioural outcomes during simulated driving
- 論文・英語 Dibben and Williamson(Psychology of Music)(2007) An exploratory survey of in-vehicle music listening
- 論文・英語 Brodsky and Borowsky(Human Factors)(2024) How (where) Does Music Background Hamper Driver Behaviour?
- 論文・英語 Wen, Sze, Zeng and Hu(Int J Environ Res Public Health)(2019) Effect of Music Listening on Physiological Condition, Mental Workload, and Driving Performance with Consideration of Driver Temperament
