無心で運転に集中する

ひとりの時間

人数: ひとり

無心で運転に集中するのは、会話や音楽を最小限にし、運転の動作そのものに意識を向ける過ごし方です。

時間の特徴

会話も音楽も最小限にして、運転の動作そのものに意識を向ける時間です。頭の中が静かになる感覚を求める過ごし方ですが、心は意識しないとさまよいがちです。ニュージーランドの市街地の道で、その道に慣れた運転者25人に15地点で考えていることを尋ねた2019年の調査では、全員が心のさまよいを報告しました。

向いている場面

ひとりでの移動向き。慣れた道より、少し集中力の要る道のほうがこの過ごし方には向いています。同じ調査では、心のさまよいは速度が低く交通の少ない単純な区間で多く報告され、区間あたりの事故率が高かったラウンドアバウトでは最も少なく報告されました。ただし、道の条件と報告を比べた観察で、原因までは分かりません。

始め方

特別な準備は要りません。ラジオや音楽を消して、ハンドル操作とペダル操作の感覚に意識を向けるだけです。眠気を感じたら、走り続けようとせず休憩します。1999年の総説(Horne と Reyner)では、冷気やカーラジオの効果は短く、安全な対策は運転をやめることで、30分の休憩に15分未満の仮眠かコーヒー(カフェイン約150mg)を組み合わせるのが効果的とされます。

具体例

信号の少ない直線道路、交通量の少ない時間帯の移動など。ただし、負荷の低い状態が続く運転には注意点もあります。風で煽られる手間のかかる運転と自動運転を見守るだけの運転を比べた大学生の実験(2013年、運転シミュレータ)では、警戒が下がり、急な危険へのブレーキやハンドルの反応が遅れたのは、後者の退屈な疲れの条件だけでした。

出典

  1. 論文・英語 Burdett, Charlton and Starkey(Accident Analysis & Prevention)(2019) Mind wandering during everyday driving: An on-road study
  2. 論文・英語 Saxby, Matthews, Warm, Hitchcock and Neubauer(Journal of Experimental Psychology: Applied)(2013) Active and passive fatigue in simulated driving: discriminating styles of workload regulation and their safety impacts
  3. 論文・英語 Horne and Reyner(Occupational and Environmental Medicine)(1999) Vehicle accidents related to sleep: a review