瞑想的にドライブする
ひとりの時間
人数: ひとり
瞑想的にドライブするのは、呼吸や姿勢を意識しながら運転する過ごし方です。
時間の特徴
運転という動作に意識を集中させることで、雑念を減らしていく過ごし方です。座禅や瞑想に近い感覚を、運転しながら得ようとするものです。ただし、ここで紹介する2本の研究は、運転とは別の時間に瞑想の訓練を受けてもらい、その後の運転シミュレータで測ったもので、走りながらの瞑想を測ったものではありません。
向いている場面
ひとりでの移動向き。慣れた道で、心に余裕のあるときに試すのが向いています。カナダのマギル大学らの研究者は2023年、21〜25歳の運転者26人を、4〜6日のオンライン瞑想訓練と筋弛緩の訓練に無作為に分け、運転シミュレータで比べました。課題と関係のない考えに心がそれる「心のさまよい」を、本人が気づいたときの申告と、問いかけへの答えで測りました。
始め方
シートに深く座り直し、呼吸を整えてから走り出します。ハンドルを握る手の感覚、アクセルを踏む足の感覚など、体の動きに意識を向け続けます。目は開けたまま、周りの車や歩行者にも注意を向けます。365 Days of Meditation の Dorothy は、姿勢を整えシートベルトを締めてから出発し、走行中も目は開けておくよう説明しています。
具体例
出発直後の数分だけ、呼吸に意識を向けながら走る、といった始め方。先の試験では、瞑想の組で模擬運転中の心のさまよいが減りました。ただし予備的な結果で、瞑想の組のほうが訓練の指示に従うのが難しかったと報告しています。中国の大学のチームの仮想現実の実験でも、短い瞑想訓練のあとに親切な運転が増えたと報告されています。どちらも模擬の運転での結果で、実際の道路のものではありません。
出典
- 論文・英語 Albert, Ouimet and Brown(Accident Analysis & Prevention)(2023) A randomized controlled pilot trial of brief online mindfulness training in young drivers
- 論文・英語 Gu and Zhu(International Journal of Psychology)(2025) Brief Mindfulness Meditation Promotes Prosocial Driving Behaviour: Evidence From Virtual Reality
- 動画・英語 365 Days of Meditation Driving to Work Meditation (Day 89)
