沈下橋
橋
沈下橋は、増水すると水に沈むように造った、欄干の無い低い橋です。
見分け方
川面すれすれの低い位置に、欄干の無い平らな路面がまっすぐ川を横切っています。橋脚は低く、橋全体が川原の高さに近く造られています。車が渡る姿は、水の上をすべっていくように見えます。欄干がないぶん、橋の端から端まで見通せて、空と川が広く感じられます。雨のあとは、路面のすぐ下まで水が上がっていることもあります。
そこにある理由
大水のとき橋が水中に沈むので、水の流れも流木も妨げません。流れに逆らわない形のため壊れにくく、橋脚が低く欄干もないので建設費も低く抑えられました。地域によって潜水橋やもぐり橋などと呼ばれます。かつて川の舟から陸の道へ交通が移ると、安く造れる橋として各地に広がりました。景色になじむ姿は、暮らしの文化として大切にされています。
見つけやすい所
四国をはじめ、各地の清流沿いの山あいで出会いやすい橋です。川幅が広めで、集落が対岸にある土地に多く残っています。雨の多い季節や台風のあとは、水に沈んでいることもあります。川の水がきれいな時期は、橋の下を流れる水の色もよく見えます。静かな里山の景色の中に、ぽつんと低い橋が浮かんでいます。
車内での楽しみ方
欄干のない低い橋を見つけたら、「沈下橋」と名前を当てます。水面から路面までの高さを、大人の背丈の何人ぶんかで、同乗者と目で測って言い合います。大水の日には橋がどこまで水に隠れるかを、川原の様子から想像します。欄干がない理由を子どもに考えてもらい、答えを「そこにある理由」の欄で確かめます。
出典
- shimanto.or.jp 四万十川の沈下橋
