内職商法・モニター商法
稼げる話の入口
仕事の紹介と見せて教材を売る手口
どんな手口?
「自宅でできる仕事を紹介する」と持ちかけながら、実際に売られるのは仕事ではなく研修や教材、専用の機材です。モニター商法では、商品を使って感想を送れば代金が戻ると説明しておきながら、途中で返金が止まる例があります。手元に残るのは使い道のない在庫と分割払いの残債で、紹介されるはずの仕事は来ません。
見分け方のサイン
仕事の話のはずがこちらがお金を払う側になっている時点で立ち止まります。名目は登録料や認定講座、専用のミシンやパソコンの購入とさまざまです。今月中に始めればという締切、収入の説明が検定に受かればという条件つきになっているのも典型です。訪問や電話で、その場での署名を求めてくる点も共通します。
こうなったらどうするか
払う前に、かかる費用の総額と仕事が確実にある根拠を書面で求めます。契約書と発注書を出せない相手とは進めません。契約後でも、業務提供誘引販売取引にあたる場合は書面を受け取ってから一定期間は解約できる定めがあり、期間や条件は改正されます。引き落としを放置しないで、早めに窓口へ持ち込んでください。
相談先
消費生活センターへは消費者ホットライン188でつながります。クレジット契約が絡むときは信販会社への支払停止の抗弁という手続きが使える場合があるので、窓口で確認してください。相手が姿を消した、連絡先がつながらないという段階なら警察相談専用電話#9110も選択肢です。契約書の日付は必ず控えておきます。
解説動画: 【まとめて解説】知っておかないと騙される「悪質商法」12種類を解説/エニーのまとめて解説ちゃんねる
仕事の紹介に見える入口: 動画は悪質商法を12種類まとめて解説し、その一つに内職商法を挙げます。自宅で簡単にできる、1日1時間スマホだけでとうたう広告やSNSで内職者を募り、応募してきた人に高額な情報商材を売りつけたり、多額の会員登録料を払わせたりする商法だと説明します。募集の形をした売り込みの入口という位置づけです。
実際に来る仕事の少なさ: 中身にも踏み込みます。売られるのはほとんど役に立たない情報商材で、会員登録をしても仕事の紹介は一、二回で終わることが多いのが手口だと述べます。近ごろは生成AIをうたう募集が動画サイトやSNSで増えており、看板が新しくても同じ内職商法として扱うよう促します。
買わせる名目と決まり: 仕事を提供するのに必要だとしてソフトやパソコン、通信講座を買わせる形は、特定商取引法にある業務提供誘引販売取引にあたると説明します。この場合はクーリングオフが使えるので、うっかり契約してしまっても取り返せる、と動画は述べます。名目の側から法律に当てはめていく説明です。
見本工事を名目にする話: 別の型として、立地が良いので見本の工事に協力してほしい、協力すれば工事費を大きく値引きすると持ちかけ、実際はずさんな工事や法外な価格の設備を売りつける勧誘も挙げます。値引きできるのは今日だけと、その場での契約を迫る相手には特に注意を、迷ったら誰かに相談するように、と重ねます。
まとめて見える共通点: 並べられた12種類には連鎖販売取引(MLM)も入り、全体に共通するのは人の不安や欲につけ込む点だと結びます。簡単に稼げて確実に儲かる話は降ってこないと繰り返し、迷ったときは消費生活センターや役所への相談を勧めます。仕事の紹介という言葉に出会ったときの、最初の構えを作る一本です。