情報商材

稼げる話の入口

稼ぐ方法そのものを高額で売る商品

どんな手口?

稼ぐための知識やノウハウそのものを、数千円から数十万円で売る商品です。中身はPDFや動画講座で、渡した時点で提供が終わる形をとるため、内容が薄いと感じても返金の話し合いになりにくいのが特徴です。途中で手が止まっても、結果が出ないのは本人の努力不足と説明される作りになっています。売られているのは方法というより、うまくいった人の物語です。

見分け方のサイン

「誰でも再現できる」「作業は1日30分」といった、手間と難しさを消した言い方が並びます。中身の目次が最後まで出てこない、9万8千円が今だけ半額という値引き、購入者の感想ばかりで具体的な作業が書かれていないページも同じ形です。買った人だけが入れる場でさらに次を勧められるなら、「必ず稼げる」という表示と地続きだと考えてください。

こうなったらどうするか

買う前に、何を何時間やる商品なのかを文章で質問します。答えられない相手からは買いません。購入後に説明と違うと感じたら、広告の文面と決済画面、やり取りの日時を画像で残しておきます。そのうえで返金やクーリング・オフの余地があるかを消費生活センターで確認します。サポート契約で取り返そうとしないでください。損を重ねる典型の流れです。

相談先

まず消費者ホットライン188に電話すると、お住まいの消費生活センターにつながります。相手と連絡が取れない、金額が大きいという段階なら警察相談専用電話#9110も使えます。弁護士に頼む費用が心配なときは法テラスの窓口があり、収入などの条件で援助を受けられる場合があります。契約から日が浅いほど打てる手は多く残ります。

解説動画: 本当に稼げるのか?【乗ってはいけない儲け話】~情報商材~/カカチャンネル

中身を見てから買えない: 情報商材は目的を達成するための方法をネットで売るもので、1980年代はパチンコや競馬の必勝法、投資が身近になってからは株や先物へと看板を替えてきた。トラブルが絶えないのは商品の性質による。買う人が素人で良し悪しを判別できない、中身を知った時点で価値が消えるので先に見せられない、売主の多くが個人という三点を挙げる。

拾い画像で作る稼げてます: 集客はSNSから始まる。話題の言葉を入れて投稿し、稼げている証拠として現金や口座残高の画像を添える。だが現金はネットから拾った画像で、残高の画面は簡単に書き換えられる。検索広告も使われ、差別や偽造品は弾かれても投資系は通るため、審査を通っているから安心だと思わせる効果が出てしまう。

通話アプリで毎日届く物語: 誘導先が通話アプリなのには理由がある。メールは中身を見ずに捨てられるが、通話アプリなら通知が届き、やり取りも自動化できる。毎日決まった時刻に配信されるのに稼ぐ方法はすぐには明かさない。まず冴えないサラリーマンだった私がこの方法を見つけた、という身の上話が来て、最後に出てくるのは大概アフィリエイトだった。

受講生の声は撮影される: 実績の見せ方も作られている。公共放送の報道では、アルバイトの募集で撮影現場へ行った人が専門学生の役を振られ、半年で30万円稼げたと喋るよう指示されていた。話した内容は全部嘘で、報酬は交通費込みで4000円。必ず見てくださいという動画に50件のコメントが付きながら再生回数は17回という雑な例もある。

少額で釣って本命を売る: 実際の事件では、音読するだけ、写真を1枚投稿するだけ、動画のURLを貼るだけという入口があった。始めるには9800円といったシステムの購入が要り、最初は本当に少し入金される。そこで担当者が8万円から200万円の上位プランを勧め、購入後は課題に正解しないと報酬を払わないと粘る。被害者はこの3件でおよそ110人、音読の分だけで1380万円に上った。