Webサイト制作
つくる・デザイン
小さな事業のサイトを作って渡す
どんな仕事?
店や個人事業の紹介サイトを作る仕事です。既製の仕組みに載せて整える形が多く、求められるのは目新しさよりスマホで見やすく、後から直せることです。住所にあたる名前の取得や公開先の手配まで頼まれることもあり、相手の代わりに段取りを取る役まで含みます。作業より調整の比重が大きい仕事です。
仕事の流れ
載せたい内容と写真、原稿を集めるところから始まります。ここで止まる案件が多いので、原稿の締切を先に決めます。骨組みを先に見てもらい、細部を詰めて公開し、更新のしかたを伝えて終わりです。公開後も面倒を見るかどうかは見積もりの出し方の段階で分け、月の対応回数まで書いておきます。
単価と収入の目安
数ページの紹介サイトで5〜20万円と幅が広く、月々の保守を月3千〜1万円で受ける形もあります。保守が積み上がると収入は安定しますが、そのぶんいつ連絡が来るか分からない状態になります。1件にかかる期間は1〜2か月が普通で、原稿待ちでさらに延びます。
最初の1件までにやること
まず自分のサイトを作り、それ自体を見本にします。次に知人の事業を1件、小さな金額で引き受け、打ち合わせから公開までを通します。作れること以上に期日どおり公開まで持っていけることが信用になり、受け方の形は業務委託契約で確かめておきます。最初の1件は3か月見ておくと安全です。
向かない人・つまずくところ
公開したあとに「表示が崩れた」「更新できない」と連絡が来る仕事です。どこまで面倒を見るかを書面にしておかないと、無償の対応が延々と続きます。相手の事業で使う仕組みの管理情報を預かる場面もあり、扱いを軽く考える人には荷が重い役割です。公開先の契約は1年ごとに更新が来るので、誰が払い誰が管理するかまで引き渡しておきます。
解説動画: 【初心者】ホームページ制作の知識・スキルの全体像を図で解説!/アキユキ / Web制作チャンネル
表示までの道すじ: 検索結果を押しても、いきなり目的のサーバーにつながるわけではない。ブラウザはまずDNSにこのURLはどこにあるのかを尋ね、返ってきたIPアドレスをもとにサーバーへ取りに行く。URLに含まれるドメインとIPアドレスの対応がDNSに登録されているから、住所が分かるという順序で図解している。
ブラウザ側とサーバー側: サーバーからHTML・CSS・JavaScriptを受け取り、ブラウザが解析して画面に出す。この3つはブラウザの中で動くので、スクロールで出るバナーや画像の拡大といった利用者の操作に反応する処理を受け持つ。一覧をカテゴリで絞る、並べ替えるなど渡すHTMLそのものを作り変える処理はサーバー側の言語でないとできない。
データベースの役割: 記事の本文・タイトル・カテゴリ・投稿日はデータベースという箱に入っている。カテゴリのリンクが押されると、サーバー側のプログラムが必要な記事だけをデータベースに求め、返ってきた一覧をHTMLに埋めて渡す。ただし自分でデータベースを設計できる必要はない——出来合いのサイト構築ソフトを使えば構造は用意されている。
作る側に要るもの: 手元のパソコンにはエディタを入れ、サイト構築ソフトを使うなら自分のパソコンの中に開発用の環境も用意する。書いたファイルはFTPソフトでサーバーへ送る。契約するのはドメインとレンタルサーバーだけで、DNSやデータベースを個別に契約することはない。そのドメインでメールを使うならサーバー側で別に設定が要る。
検索に載る仕組み: 検索エンジンのクローラーが巡回して集めた情報が、検索エンジン側のデータベースに溜まっている。公開したらインデックスの申請を出してクローラーに知らせ、そこからリンクをたどって別のページも回る。順位を決めるのは公開されていないアルゴリズムなので完璧な対策はできず、サイト構造や見出し、中身を整えるのがSEO対策と呼ばれる部分。