日本晴

あっさり

アミロース: 値が見当たらない

幸風とヤマビコの交配から愛知県農業試験場で育成された品種です。1970年から1978年までの9年間、作付面積が全国で最も広い品種でした。いまも試験研究で比べる相手側に置かれます。

どんな米か

粒がそろい、うるち米として標準的な性質を持つ品種として扱われてきました。育成から半世紀以上たったいまも、試験研究では新しい品種を並べる相手側に置かれ、アミロースや食味を測る報告に比較対象として登場します。浸漬中に還元糖が増えることを調べた研究でも比較する品種の一つに選ばれており、比べた相手が何だったかをたどるとこの名前が出てきます。

生まれ

幸風(中新110号)とヤマビコ(東海7号)の交配から愛知県農業試験場で育成され、1963年に命名されました。1970年から1978年までの9年間は作付面積が全国で最も広い品種でした(愛知県農業総合試験場)。作付面積は栽培された広さの記録であって、味の評価とは別の指標です。現在も国内外の研究で標準品種として使われています。

測られている値

この品種だけのアミロース含量の公表値は確認できませんでした。うるち米全体では17〜23%とされ、同じ品種でも登熟期の気温が低い年は高く、高い年は低くなるため、固定値として貼れる数値ではありません(農研機構)。値を引くときはヨウ素比色法によるアミロース定量の測定年まで確かめ、産年をそろえてから並べます。

どう使われているか

向き不向きを人のパネルで比べた公表データは見当たりません。比べるなら水をはかる量と浸す時間の条件をそろえ、何と比べた数値なのかを先に決めてから並べます。比べる相手と条件を書き出してから数値を並べるという順序が、標準品種という位置づけの中身で、この品種が上位にあるという意味ではありません。