ミルキークイーン
もちもち
アミロース: 低(〜15%)
コシヒカリの受精卵に変異処理を行って作られた、低アミロースのうるち米です。農林水産省の研究機関が、メチルニトロソウレアによる突然変異育種で育成しました。農研機構は低アミロース米を3〜17%程度、通常のうるち米を17〜23%と説明しています。
どんな米か
コシヒカリの受精卵にメチルニトロソウレア(MNU)で変異処理を行って育成された、アミロース含量の低いうるち米です。農研機構は低アミロース米を3〜17%程度と説明しており、通常のうるち米の17〜23%より低い区分にあたります。アミロースが少ないほど飯は軟らかく粘るとされています(農林水産省)。冷めてからの硬くなりにくさも、この区分の性質として説明されています。
生まれ
当時の農林水産省の研究機関である農業研究センターで、受精卵にメチルニトロソウレアで変異処理を行う突然変異育種によって育成されました。親を掛け合わせるのではなく、既存の品種の性質を一点だけ変える育て方で、元になったのはコシヒカリです。1995年育成の低アミロース米として、スノーパールやシルキーパール、ミルキープリンセスと同じ系列に並べられます(農研機構 東北農業研究センター)。
測られている値
低アミロース米の区分は3〜17%程度(農研機構)で、この品種固有の値は資料により幅があります。アミロース含量は登熟期の気温が低い年に高く、高い年に低くなるため、品種に固定値を貼ることはできません。測定にはヨウ素比色法によるアミロース定量が用いられ、玄米タンパク質の品種としての公表値は確認できませんでした。
どう使われているか
粘りの強さを生かして、通常のうるち米に混ぜて炊く使い方が紹介されています。混ぜる割合を変えれば粘りは変わりますが、割合と加水を同時に動かさないようにします。低アミロース米はもちもちしておいしいという言い方は食感の話であって、栄養や健康の指標ではありません。用途を限る試験結果は見当たらず、白飯としての使い方も限定されていません。