亜細亜のかおり
もち米・加工用
アミロース: 高(21%〜)
農研機構が米麺への加工を想定して育成した品種です。やまだわらと越のかおりの系統の交配から生まれ、2018年に出願されました。育成報告ではアミロース含量を30〜35%としています。
どんな米か
米麺への加工を想定して育成された、アミロースの多い品種です。育成報告では含量を30〜35%とし、父方の越のかおり並と記しています。アミロースが多いほど、炊いた米は硬く粘りが少なくなるため、ご飯として炊く以外の用途で選ばれる位置にある品種です(農研機構)。加工適性と収量が育成の目標でした。
生まれ
関東239号(のちのやまだわら)を母、北陸207号(のちの越のかおり)を父とする交配から農研機構が育成し、2018年に出願されました。コシヒカリより2週間以上遅く熟す晩生で、栽培適地は北陸から関東、東海以西とされています。収穫の時期を分ける目的にも合う品種です。米麺の加工適性が評価の中心に置かれました。
測られている値
アミロース含量は30〜35%と公表され、収量は父方の越のかおりより2割程度多いと報告されています。アミロース含量は登熟期の気温が低い年に高く、高い年に低くなるので、品種に固定値として貼れる数値ではありません(農研機構)。測定法と測定年まで見たうえで比べます。収量の値は栽培試験の結果です。
どう使われているか
米麺の原料として加工適性を評価された品種で、ご飯として炊く前提の数値とは分けて読みます。粘りが少ない性質はホシユタカと同じ側にあり、低アミロース米はもちもちしておいしいで語られる方向とは反対の端にあたります。用途が変われば、選ばれる品種もそのまま入れ替わり、数値も加工の側から読むことになります。