コットン
化粧水をのせたり拭き取ったりする綿状の製品
写真: Evi Michailidou / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)用途
化粧水や乳液などを肌にのせる、または汗や余分な皮脂、古い角質を優しく拭き取るために使われる綿状の製品です。指で直接つけるよりも液体を均一に広げやすく、拭き取りに使うことで手を汚さずに済むという使い方をされています。
選び方
厚みや繊維の密度で液体の含みやすさや肌あたりが異なります。厚手は化粧水を含ませてパックのように使う場合に向き、薄手は拭き取りなど繊細な作業に向くとされています。素材はコットン100%が一般的ですが、不織布タイプなどもあります。ポーランドの研究者は、綿の衣類9点とコットンパッド7点から計36種の物質を検出し、接触皮膚炎を起こしうる性質のものが多いとしつつ、綿による症例の報告は多くないと述べています。
使い方と手入れ
一枚ごとに使い切る使い捨ての製品で、繰り返し使い回すのは衛生面で望ましくないとされています。開封後は湿気やほこりを避けて保管します。拭くときの力は、看護の清拭の研究(顔のコットンではない)が参考になります。北海道大学などのチームが健康な成人30人の前腕を強さを変えて拭いた実験では、皮膚バリア機能と清潔度に有意な差はなく、痛みの報告は弱い圧のほうが少なく、汚れが落ちた感覚は圧と関連していました。
解説動画
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【コットンor手のひら】化粧水はどう塗れば正解か?みのり先生
コットンでゆっくり整える場合
化粧水をコットンにひたひたになるまで含ませ、時間をかけて肌になじませていく使い方が紹介されています。表面を軽く押さえるように動かし、強く叩くようなパッティングは避けるとされています。乾燥が強いときや赤みが出ているときは、コットンの動きによる摩擦がかかりやすいため、使わない選択肢もあるとされています。
手のひらで塗る場合との違い
手のひらで塗る場合は、コットンを用意する手間がなく短時間で済ませやすいという特徴があります。また肌に直接触れるため、その日の乾燥やざらつきなど肌の状態を確かめながら進めやすい面もあります。一方で、手のひらに化粧水の一部が吸収される分、肌にのる量はコットンで塗る場合より少なくなりやすいとされています。
コットンパックの目安
顔全体に化粧水をなじませたあと、化粧水を含ませたコットンをそのまま頬や額など気になる部分に1分ほど置く使い方も紹介されています。全体になじませたあとの仕上げとして、部分的に重ねる程度の簡単な使い方です。
塗ったあとは間をおかない
コットンで塗る場合も手のひらで塗る場合も、化粧水は肌の表面にうるおいを一時的に与えるものなので、時間が経つと乾きやすいとされています。塗ったあとはできるだけ間をおかず、乳液やクリームなど次のお手入れに進むことがすすめられています。
出典
- 論文・英語 Dąbrowski Ł(2024) Non-Target Screening of Chemicals in Selected Cotton Products by GC/MS and Their Safety Assessment
- 論文・英語 Konya I, Yamaguchi S, Sugimura N, Matsuno C, Yano R(2020) Effects of differences in wiping pressure applied by nurses during daily bed baths on skin barrier function, cleanliness, and subjective evaluations
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