蒸しタオル
濡らして温めたタオルで肌に蒸気をあてる道具
写真: Chris 73 / CC BY-SA 3.0(wikimedia)用途
濡らして電子レンジなどで温めたタオルを顔にあてることで、蒸気と温かさによって肌の表面温度を一時的に上げるために使われます。皮膚を温めると血流が増えることは、米国の大学のチームが腕の皮膚を機器で34〜41.5度に温めた実験で確かめています。温めることで毛穴の中の皮脂がやわらかくなりやすいと考えられており、洗顔前になじませたり、スキンケア前にリラックスの目的で使ったりすることが多い方法です。
選び方
特別な製品でなくても、家庭にある清潔なタオルを濡らして絞り、電子レンジで温めれば作ることができます。市販の蒸しタオル用の製品には、繰り返し洗って使える布タイプや、使い捨てタイプのものがあります。顔の形に沿いやすい柔らかい素材のものが選ばれることが多いようです。
使い方と手入れ
使用後は洗って清潔な状態に戻し、しっかり乾かしてから保管します。濡れたまま放置すると雑菌が繁殖しやすくなるため注意が必要です。温めすぎたタオルを直接肌にあてるとやけどのおそれがあるため、あてる前に自分の腕の内側などで温度を確かめることが勧められています。日本熱傷学会は、心地よいと感じる40〜50度程度でも同じ部分に長時間触れ続けると低温やけどになることがあると説明しています。
解説動画
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の解説動画
温タオルの上手な作り方!これ覚えておくと実に役立つ!使える!With English subtitles【065】F
用意するタオルと畳み方
動画では、贈答用のふかふかしたタオルではなく、絞りやすく乾きやすい一般的なフェイスタオルが向いていると紹介されています。畳み方は「エステたたみ」と呼ばれる方法で、タオルを縦半分、次に横半分に折り、外側が少し長くなるように巻いていきます。きつく巻いておくことで、この後の水を含ませる工程がしやすくなるとされています。
水を含ませて絞る
きつく巻いたタオルを縦に持って水道の水を受け、手に重く感じてきたら上下を返してさらに水を通すと、中まで均一に水が行き渡りやすいと説明されています。絞るときは、水滴が垂れない程度を目安にし、強く絞りすぎず、かといって緩すぎないくらいに調整すると、あてたときに心地よい仕上がりになるとされています。
電子レンジでの温め方
水を含ませたタオルは、ふたをしない容器に入れ、一般的なフェイスタオル1本につき500Wで1分程度を目安に電子レンジで加熱する方法が紹介されています。加熱直後のタオルはかなり熱くなっているため、そのまま肌にあてず、両手で軽くはたいて余分な蒸気を飛ばしながら温度を調整する工程が必要だと説明されています。
あてる前の温度確認と使うタイミング
温度を確かめるときは、顔などの敏感な部分ではなく、腕の内側にあてて熱すぎないかを確認する方法が紹介されています。温めたタオルは時間がたつと冷めやすいため、加熱後は手早く使うことが勧められており、スキンケアの前などに使う場合も、心地よい温度になっているかを確認してから肌にあてる流れが説明されています。
出典
- 論文・英語 Kellogg DL Jr, Zhao JL, Wu Y(2009) Roles of nitric oxide synthase isoforms in cutaneous vasodilation induced by local warming of the skin and whole body heat stress in humans
- 公的機関 日本熱傷学会 熱傷(やけど)に関する簡単な知識
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