使用感や好みを左右する、天然・合成の香りづけ成分
成分の働き
香料は、処方全体の香りを設計するために使われる成分の総称です。原料由来のにおいを和らげたり、製品としての使用感や好みの印象を作ったりする役割を担いますが、保湿や肌を整えるといった働きを目的とした成分ではありません。天然の精油由来のものと、化学的に合成されたものが組み合わせて使われることが多く、その配合バランスは処方ごとに異なります。
向く肌質
特定の肌質に向く・向かないという成分ではありませんが、肌が敏感になりやすい人や、香りに反応してかぶれた経験がある人は、香料無添加の製品を選ぶ人が多いようです。
使い方
日本の化粧品表示では、成分は原則として一つひとつ個別の名称で記載されますが、香料だけは配合されている複数の香り成分をまとめて「香料」という一括りの表示にすることが認められています。これは香りの配合が処方の独自性に関わる情報であることが背景にあるとされています。そのため、パッケージの成分表示を見ても、具体的にどの香り成分が使われているかまでは分からないことがほとんどです。
注意点
香料は、化粧品による接触皮膚炎やアレルギー反応の原因として比較的よく報告される成分のひとつです。肌が敏感になっているときや、過去に香りづけの製品でかぶれた経験がある人は、無香料と表示された製品を選ぶという方法があります。かゆみや赤みなどの症状が続く場合は、自己判断で使い続けず皮膚科を受診することをおすすめします。
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