窓を一つだけ開ける

邪魔を減らす

使う画面を一つに絞り、ほかのタブを閉じる

どんな技?

使う画面を一つに絞り、ほかのタブを閉じてから始めます。あとで見るものは、閉じる前に題名だけメモへ移します。閉じずに小さくしておく形は、手が届く状態のままなので数に入れません。資料を二つ並べる必要がある作業なら、その二つだけを開いた形にします。閉じる作業そのものは1分で終わり、道具も要りません。迷うタブは、いま手を動かすかで決めます。

なぜ効くのか

理屈は二段です。開いていれば触る機会が増え、更新の表示にも気づきやすくなって、そのぶん中断が起きます。もう一段は視野の中で動くものが注意を引くという話で、こちらは視界を片づけるに寄りかかっています。どちらも借り物の根拠で、タブの数そのものを動かして確かめたものではありません。効くとしても、中断が減ったぶんまでという見当になります。

やり方

取りかかる時点で、いま使うもの以外を閉じます。音の合図は通知を切る側で先に片づけます。閉じるのが惜しいものは一行のメモに移し、浮かんだ別件を逃がすと同じ扱いにします。作業の終わりに、そのメモをまとめて開き直します。何個までという数は決めず、数日のあいだ自分が触ってしまう数を見てから加減します。開き直したときに要らなくなっていたものは、そのまま消します。

はまりどころ

「タブは三つ以内」のような数は、実験で確かめられていません。閉じすぎて探し直すと、探す動作そのものが中断になります。効くとしてもその中身は中断を減らすことと視界を片づけることなので、この技ならではの効き目は分かっていません。数が減った気持ちよさを効き目と取り違えると、わかった気に近い状態になります。作業に必要な資料まで閉じて、開き直しに時間を使うのは本末転倒です。

確かめられ方

開いているタブや窓の数を動かして、成績と比べた研究は見つかりません。近いのは、二つの課題を同時に行わせる実験と、授業中のメディア並行使用を見た研究で、Sana らの2013年の実験がその一つです。どちらも別の状況を測ったもので、タブの数そのものが確かめられたわけではありません。そのため、この図鑑ではまだ分かっていない側に置いています。