危険とルール図鑑
ゴンズイ(毒のある魚)
堤防でいちばん刺される魚。ナマズの仲間で、口のまわりに8本のヒゲがあります。茶褐色の体に黄色い縦の線が2本走るのが目印。幼魚は数十匹が固まって黒い塊のように泳ぎ、これをゴンズイ玉と呼びます。夜釣りやサビキで意図せず釣れてくることが多い魚です。
ハオコゼ(毒のある魚)
小さいのに、刺されると強烈。全長10cm前後の小さな魚で、赤褐色にまだら模様。背びれが大きく扇のように張り出しているのが特徴です。堤防の際や藻場にいて、サビキやちょい投げに掛かります。
アイゴ(毒のある魚)
全部のヒレにトゲがある。木の葉のような平たい体に、褐色から灰色の地に細かい斑点。危険を感じると体色が濃くまだらに変わります。背びれ・腹びれ・尻びれのすべてに毒のトゲが並ぶという、扱いにくい構造をしています。
オニオコゼ(毒のある魚)
砂に埋もれて見えない、最強クラスの毒。ごつごつした岩のような姿で、砂や泥に埋もれてじっとしているため、水中では見つけるのが困難です。ウロコが無く、口が上を向いています。高級魚として扱われる一方、日本の沿岸で最も強い毒を持つ魚の一つです。
ヒョウモンダコ(危険生物)
小さくて綺麗、けれど噛まれたら別物。体長10cm程度の小さなタコで、興奮すると体表に鮮やかな青い輪の模様が浮かび上がります。もとは南方の生き物ですが、近年は本州の沿岸でも見つかっています。潮だまりや堤防際で見かけることがあります。
クラゲ(カツオノエボシなど)(危険生物)
浮いている触手に、触れるだけで刺される。カツオノエボシは青い浮き袋を水面に出し、長い触手を下に垂らす生き物で、「電気クラゲ」とも呼ばれます。アカクラゲは傘に赤褐色の筋が入り、触手が非常に長い。砂浜に打ち上がった破片や、ちぎれた触手だけでも刺します。
遊漁のきまり(漁業権・体長制限)(法律・ルール)
「釣っていい」は場所ごとに違う。海は誰でも自由に釣っていい場所ではありません。多くの沿岸には漁業権が設定されていて、その区域で対象となっている生き物を採ると権利の侵害になります。さらに都道府県ごとの漁業調整規則で、魚種ごとの体長制限・禁漁期間・使ってよい漁具が定められています。
遊漁券(内水面)(法律・ルール)
川で釣るなら、まず券を買う。河川や湖の多くは漁業協同組合が管理していて、アユ・ヤマメ・イワナ・ニジマスなどを釣るには遊漁承認証(遊漁券)が必要です。日券と年券があり、日券は1,000〜3,000円程度が一般的です。
立入禁止・釣り禁止エリア(法律・ルール)
釣れる場所と、釣っていい場所は違う。港湾施設、商業埠頭、防波堤の外側、水門やダムの周辺、そして多くのため池は立入禁止または釣り禁止です。ロープ・フェンス・看板が目印ですが、表示が古くて読めない場所も多いのが実情です。
ライフジャケット(安全装備)
1つだけ買うなら、竿より先にこれ。海中に転落したとき浮力を確保する装備です。ベストタイプは常に浮力材が入っていて確実、膨張式(ウエスト・肩掛け)は動きやすく夏でも暑くないのが利点で、水に落ちるとボンベで膨らみます。
磯靴・スパイクシューズ(安全装備)
濡れた岩は、想像の何倍も滑る。靴底に金属ピンやフェルトを付けた専用の靴です。スパイク(ピン)は乾いた岩やゴロタに強く、フェルトは濡れた岩や苔に強い。両方を組み合わせたフェルトスパイクが磯では最も汎用的です。
ヘッドライト(安全装備)
夜釣りは、手が2本とも要る。頭に装着する照明です。両手が空くことが決定的に重要で、暗い中でハリを結ぶ、魚からハリを外す、足元を確認するといった作業は、片手が塞がっていると成立しません。