生米麹
麹と種菌
生米麹は、乾燥させていないできたての麹で、香りは強いぶん日持ちがしません。
どんなもの?
乾燥させていない、できたての麹です。麹菌が生きたまま残っていて、酵素の力が強いと言われます(発酵食大学・ゆきこうじ料理チャンネル)。実験室の研究では、α-アミラーゼ活性は麹菌が増える途中でピークを迎え、増殖が止まると下がり始めました(Bechman ら 2012)。乾燥麹は、この生の麹の水分をメーカーにより違うものの3割ほど飛ばしたもので、常温で保存できます(発酵食大学)。生麹は日持ちが短く、冷蔵が前提です。
選び方
はじめての方は、まず乾燥麹で試すのが手軽ですと、ゆきこうじ料理チャンネルは話します。生麹は、冬場以外は手に入りにくいと発酵食大学は話します。話者の住む石川県では、一年中スーパーで買えるそうです。乾燥麹をそのまま仕込むときは水を3割増やすと発酵食大学は話すので、生麹に替えるなら、その分の水は増やさなくて済みます。甘酒で麹の味を比べて、好みの麹を探すのも楽しみの一つだと発酵食大学は話します。
使い方のコツ
使う前に、米麹をほぐしてバラバラにしますと、ゆきこうじ料理チャンネルは話します。同じ100gの米麹に100mlの水を入れた個人の試しでは、乾燥麹は2時間後に水が足りなくなり、生麹は2日目も見た目の水量がほとんど変わりませんでした(測定ではありません)。容器は消毒し、縁に付いた米麹はキッチンペーパーで拭いてからふたをします(同じ動画)。
手入れ・注意
生麹は冷蔵で保存し、発酵食大学は、持つのは2週間ほどだと話します。ゆきこうじ料理チャンネルは、冷蔵で2週間から1か月ほど持つと話し、説明に幅があります。保存の温度で水分や水分活性、pHが変わることも、米麹と大麦麹の実験室の研究で確かめられています(-20・4・32℃で保存)。常温で長く置ける乾燥麹とは違い、冷蔵で置く麹です。
出典
- 論文・英語 Bechman A, Phillips RD, Chen J(2012) Changes in selected physical property and enzyme activity of rice and barley koji during fermentation and storage
- 動画 上級麹士 ゆきこうじ料理 チャンネル 【初めての方の塩麹づくりPART1】~生麹と乾燥麹の違い~発酵具合
- 動画 発酵食大学 乾燥麹と生麹、どっちがいいの?乾燥麹と生麹の特徴と選び方をゆっくり解説