無洗米は水を多めにする?
無洗米は、同じ1合でも米そのものが精白米より多く入ります。
言われていること
「無洗米は吸水しにくいから水を多めに」という説明が、売り場や料理書で語られます。水を足すという結論そのものは合っていますが、理由が吸水の速さの話として伝わっており、浸す時間も長くとる必要があるという続き方をすることがあります。合ではかるときにどれだけ足すのかも、言い方が揃っていません。
測った結果
農林水産省の数値では精白米1合は150g、無洗米1合は160gです。肌ヌカが無いぶん1合あたり約6〜7%重くなり、同じ一合升に入る米そのものが多いことが水を足す理由になります。同じ資料の200mL用の計量カップでは精白米170g・無洗米180gという数値も同じ差です。同じ体積に多く入るぶん、水も同じ割合で増えます。吸水のしにくさではなく、水は米の重さの何倍か(加水量の重量比)をそろえるための調整です。
測った人・対象・方法
1合の重さは農林水産省「米の調理特性」(1合カップは180mL)、重さの差の説明はBG精米製法の権利者である東洋ライスによります(利害のある発信元です)。どちらも吸水の速さを比べた測定ではなく、容積あたりに入る米の量の話です。水は米の重さの何倍か(加水量の重量比)で見れば白米と同じ1.3〜1.5倍の範囲に収まり、無洗米だけが特別な倍率を持つわけではありません。
手の打ち方
無洗米の目盛があれば、それに従います。無ければ合ではかるのをやめて重さではかる方法に切り替え、水をはかるときに水は米の重さの何倍か(加水量の重量比)で米の重さの1.3〜1.5倍を合わせます。重さで量れば、白米か無洗米かで倍率を変える必要がなくなります。升のまま炊くときは水を気持ち多めにし、次の回で微調整します。目盛が無い機種では、重さで量るほうが確実です。
本文に出てくる道具
出典
- 公的機関 農林水産省 米の調理特性
- 資料 東洋ライス BG無洗米についてのよくあるご質問
ほかのオトモ
同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
オトモアグリ
農学を単語から一周する図鑑と、家庭菜園・魚と野菜をひとつの水で育てる系・霧で根を育てる系の図鑑
農学36・アクアポニックス152・エアロポニックス148
オトモクリエイティブ
歌う・描く・撮るを、作る側から引く図鑑(ボーカル・構図と光・画材と機材)
ボーカル140・アート66
シリーズ全11本を見る
