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主役を1つ決め、余分を外して撮る。

写真の最初の1枚は、色や画材を選ぶ前に、主役を置く位置と画面の外へ出すものを決める作業から始まる。海外の映像制作チャンネルLearn Online Videoは、構図のテクニックは機材も費用もかからない知識だけの作業だとし、同じ灯台を使って4つの型を撮り比べて見せている。

主役をどこに置くかは、形で決まる。三分割法は画面を三等分する線の交点に主役を置く型で、Learn Online Videoはカメラのグリッド表示をまず有効にし、灯台を右側の交点に合わせて、空いた左側に海と草地を入れる例を見せる。水平線は画面の真ん中ではなく上下どちらかの線に合わせるとも助言する。主役が丸い・左右対称・正面を向いているときは、日の丸構図のように中央に置いたほうが強く見える。Learn Online Videoは、灯台を両脇の旗竿で挟んで中央に据える例と、カメラに向かって話す人物も同じく中央に置くという例を挙げている。

三分割法
三分割法写真: User:Moondigger / CC BY-SA 2.5
日の丸構図
日の丸構図写真: Basile Morin / CC BY-SA 4.0

主役の位置が決まったら、画面に入っている余分な物を減らす。額縁構図は、窓枠や戸口のような手前の物を枠として使い、その枠の外を画面から締め出す型で、Learn Online Videoは新しい物を足すのではなく、すでにそこにある枠へ立ち位置を合わせる作業だと説明する。スマートフォン講座を配信するみずおじさんは、グリッド線と水平を示す表示をオンにし、画面の印が重なって消えるまでカメラの角度を合わせてから撮ると、水平と垂直がそろって写真の印象が大きく変わると説明している。

額縁構図
額縁構図写真: Norbert Nagel / CC BY-SA 3.0

主役を決め、枠を整えたら、明るさを決める。Pat Kayは、シャッタースピード・絞り・ISO感度の3つを合わせて明るさを作る組み合わせを「露出の三角形」と呼び、動きを止めるか流すかでまずシャッタースピードを決め、次にどこまでピントを合わせたいかで絞りを決め、最後に足りない明るさだけISO感度で補う順番を勧めている。手持ちで動きを止める撮影は1/250秒前後から、三脚を使う撮影では数秒まで落としてよいとも話す。絞りを開いてF値を小さくすると背景がぼけて主役だけが際立つので、これも画面から余分を外す手段になる。

シャッタースピード
シャッタースピード写真: MikeRun / CC BY-SA 4.0
絞り
絞り写真: Allophos / CC BY-SA 3.0
ISO感度
ISO感度写真: Andrew Hutton HuttyMcphoo / CC BY-SA 3.0

最初の1枚でつまずきやすいのは、傾いた水平線と、主役の背後に看板や電線が重なって画面がにぎやかになることの2つ。構図の型を先に1つ決め、グリッド線で傾きを確かめ、絞りで背景を整理する。この3つの手順を撮る前に通すと、大きな失敗は防げる。

出典

  1. 動画・英語 Learn Online Video 4 Framing & Composition Techniques for Beginners | Photography & Video Training
  2. 動画・英語 Pat Kay 80% Of Photography Basics In Just 10 Minutes
  3. 動画 みずおじさん / 誰でも分かるスマホ講座 【初心者必見🔰】誰でもカンタンに写真を綺麗に撮る方法!5選+1!