保湿すればするほど肌は良くなる
肌ケアの誤解
過剰な保湿は肌本来の働きを妨げることがあります
よく言われること
保湿剤はたくさん重ねて使うほど、肌の状態が良くなる、とよく言われます。
実際はどうか
保湿は肌の水分を保ちバリア機能を助けるうえで大切ですが、必要以上に重ねて使ったからといって効果が比例して高まるわけではありません。肌の状態に合っていない量や種類を使うと、べたつきによって毛穴が詰まりやすくなったり、肌自身がうるおいを保とうとする働きの負担になったりすることもあります。適切な量や組み合わせは肌質や季節、体調によって異なり、一律に「多いほど良い」とは言えません。
なぜ広まったか
乾燥が肌トラブルの原因として語られやすく、「保湿=良いもの」という単純化されたイメージが広まりやすかったことが背景にあります。保湿剤を何層にも重ねるスキンケア方法が話題になったことも影響していると考えられます。
どう言えば正しいか
保湿は自分の肌の状態に合った種類と量で行うことが大切であり、量を増やせば増やすほど良くなるわけではない、というのが実際に近い理解です。
解説動画: 【絶対に知っておくべき】美肌のためのスキンケア裏知識5選!あらゆる化粧品や美容法を試した結果分かった美肌の真理/かずのすけ
重ねる数を増やすほど効果が伸びるわけではない: 化粧水・美容液・乳液・クリームといった基礎化粧品を何品も重ねて使えば、それだけ保湿の効果も足し算式に高まると考えられがちです。しかし、顔全体に使う基礎化粧品は数品程度にとどめ、部分的に使う美容液も1〜2品程度に絞るという考え方が紹介されています。使う製品の数を増やすことよりも、必要なものを見極めて絞り込んでいくほうが、結果として肌に合ったケアにつながりやすいという説明です。
乳液やクリームが必要かどうかは肌質による: 乳液やクリームは基礎化粧品として欠かせないもの、という受け止め方をされることがあります。しかし、皮脂の分泌が多い肌質の人や、もともと油分を保つ力がある肌質の人にとっては、乳液やクリームを使わなくても肌の調子が保てる場合があるという考え方が紹介されています。反対に、乾燥を感じやすい肌質の人にとっては、水分の蒸発を防ぐ役割を持つ乳液やクリームが助けになる場面もあるとされ、必要かどうかは肌質や季節によって変わるものとして語られています。
同じ有効成分を重複させて使うことにも限界がある: 同じ有効成分を含む製品を何品も併用すれば、その分だけ効果が積み重なると考えられることがあります。しかし、ある有効成分は一定の濃度までは効果が期待できても、それ以上に濃度を重ねていくとかえって好ましくない反応につながる場合があるという考え方が紹介されています。製品の数を増やして同じ成分を重複させることよりも、自分の肌に合った濃度や組み合わせを見極めることのほうが大切だという説明です。
量を増やすことより、合うかどうかを見極めること: 使う基礎化粧品の数が多くなるほど、肌に赤みやかゆみなどの変化が出たときに、どの製品や成分が関わっているのかを判断しにくくなるという点も指摘されています。使うアイテムの数を絞りながら少しずつ試し、自分の肌に合うかどうかを見極めていく姿勢が勧められています。量を増やすことを目的にするのではなく、自分の肌の状態に合った種類と量を探っていくことが、保湿と付き合ううえでの基本的な考え方として紹介されています。