ノズルから霧が出なくなる

霧と装置の不調

判定: すぐ手を打つ

1本詰まると、その区画の根だけが乾きます。霧の見た目より、根の乾きで先に気づくことがあります。

どう見えるか

1本のノズルだけ、円錐に広がっていた霧が細い筋や滴に変わります。手をかざすと当たる範囲が狭く、隣のノズルは同じままです。圧力計の針はむしろ下がらず、わずかに上を指すことがあります。変化は先に株のほうへ出て、その区画だけ育ちが鈍り、根の先が乾いて縮むが並びます。完全に止まるまで数日かかることもあります。

何が起きているか

ノズルの通り道が狭まっています。詰まりの元は三つに分かれ、沈殿した粒や欠けた樹脂などの物理、炭酸カルシウムなどが析出する化学、微生物の膜が育つ生物です。潅水エミッタの堆積物を調べた Wang ら 2022 では、乾物のうち有機炭素などが5割超、炭酸塩が9%、菌の出す粘物質が5.62%でした。噴霧ノズルそのものを測った値ではありません。

どうするか

まず噴霧を止め、そのノズルを外します。次にインラインフィルターを開け、溜まっているものを見ます。硬い針で穴を突かず、ぬるま湯と柔らかい毛で落とします。戻したら噴霧の形を紙に写して、元の広がりに戻ったか確かめます。同じ場所がまた詰まるなら、ノズルではなく更新と廃液と原水の側を疑います。

起こさないために

Lee ら 2026 は最も細かいノズルについて、細かいろ過を置き、1作に1回以上は噴霧の形を見て、流量や形が変わったらすぐ洗う運用を挙げています。中くらいから粗い側は、フィルタの点検と圧の見張りで足りたとしています。粒を細かくするほど手入れが増えるという交換の関係なので、噴霧の粒径分類で自分の位置を先に決めます。

どこまで確かめられているか

Min ら 2023(J. Agric. Eng. 54:1387)は30日のルッコラ栽培で、21日目に緑の割合の伸びが鈍り、22日目にノズルが完全に閉塞して水が出なくなり、その区画が乾いて枯れたと記録しています。Lee ら 2026 の1作に1回という頻度は、63.9平方メートルの実機の保守記録で、反復のある実験ではないと本人たちが断っています。洗った後に何日戻るかの実測は見当たりません。

解説動画: My Aeroponic Nozzle is Clogged/EasyHydroponicGardens

一日で詰まった: 前日に噴霧を始めて、翌日に見に行くと多くのノズルが詰まっていた、という短い報告です。動かしはじめてから24時間ほどしか経っていません。装置そのものは組み上がっていて、不具合が出たのは運転を始めた直後の段階だったことが、話し方から分かります。

出てきたのは毛: 外して覗いてみると、見落としていた飼い犬の毛が噴口の奥まで入り込んでいた、と言います。数本は取り替え、数本は掃除して戻したところ、動きははっきり良くなった。何が詰まっていたのかを自分の目で確かめてから手を打つという順が、そのまま映っています。

入り口は室内だった: 入り口として挙げるのは、養液づくりを室内でやったことでした。ペットがいるなら一式を清潔に保っておく、というのが助言です。あわせて、黒いタンクのそばに暖房を置いたせいで液温が上がりすぎていたことにも触れ、離すつもりだと言います(養液の温度が上がる)。