選ぶ・始める・続ける・お金が、どうつながるかを一望する。
趣味を持つことの全体像は、気になる分野を選ぶ・1つに絞って始める・続ける仕組みを作る・お金の使い方を決める、という4つの場面がひと続きになっている流れです。趣味は大きく7つの系統に分かれ、キャンプや登山のように体を動かすもの、家庭菜園や陶芸のように手を動かしてつくる・育てるもの、日本酒やワインのように味わうもの、写真や水彩画のように表現するもの、御朱印集めや城めぐりのように集める・巡るもの、将棋のように頭を使うもの、ヨガのように体と心を整えるものがあります。
趣味や芸術・ボランティアなどの余暇活動が心身に効くという関わり方は、仕組みを600以上の経路に分けて心理・生物・社会・行動の面に整理した枠組みが提案されています(英国の研究チームによるレビュー、2021年)。1本の実験で効果の大きさを測った結果ではなく、趣味が心身に効くとされる道すじが複数提案されているという整理だと捉えておくとよいです。
分野を決めたら、まず向き不向きの見つけ方や3つに絞る手順で候補を絞り、体験してから決める手順で実際に試してから続けるかどうかを決める、という順番になります。道具は最初に買うもの・買わないものの線引きに沿い、中古とレンタルで試すや最初の予算の決め方を使って費用を抑えて始めるほうが、合わなかったときの後戻りが小さくなります。
続ける土台になるのが場所・人・時間の3つです。教室・スクールの選び方や公共施設を使う、家でできる形に落とすのどれを選ぶかで通いやすさが変わり、独学の順番や仲間の見つけ方、先生に習うかどうかを組み合わせて学び方を決めます。週末2時間から始めるや平日の隙間に置くのように時間を先に確保し、家族の理解を得ることで家族の事情とも折り合いをつけておくと、始めたあとに続けやすくなります。
最初に起きやすい失敗は、分野を1つに絞る前に道具をフルセットでそろえてしまい、合わなかったときの後戻りが大きくなることです。まず気になる1つの分野で1回体験してから、場所・人・時間の順に決めていく進め方のほうが、途中で諦めずに次の節へ進みやすくなります。
出典
- 論文・英語 Daisy Fancourt, Henry Aughterson, Saoirse Finn, Emma Walker, Andrew Steptoe(2021) How leisure activities affect health: a narrative review and multi-level theoretical framework of mechanisms of action











