なぞなぞ・クイズを出し合う
会話・お題
人数: ふたり以上
なぞなぞ・クイズを出し合うのは、ひらめき系のなぞなぞや雑学クイズを順番に出題する遊びです。
時間の特徴
短い時間で完結する、テンポの良いやり取りです。1問1答なので、会話が途切れがちな移動中のつなぎにも向いています。雑学の問いを読む人の脳を調べた実験(2009年)では、好奇心が高かった人ほど、予想が外れて驚いた答えを1〜2週間後によく思い出せました。問いを読む場面の実験で、車内で測ったものではありません。
向いている場面
何人でも。子供と一緒のドライブでは、なぞなぞ専用の本やアプリを1冊用意しておくと出題に困りません。『発達心理学研究』に載った研究(2023年)は、3〜4歳でも答えられる、物の見た目や特徴を問うなぞなぞ課題を作り、3〜6歳の幼児で調べると、正答率は3歳から6歳にかけて上がっていました。年齢が低い子には、見た目や特徴を問う問いから始めるのが安心です。
始め方
出題者を交代しながら1問ずつ出します。正解が出なければヒントを1つずつ足していくと、長めの移動でも間が持ちます。答えを明かす前に「どっちだと思う?」と予想を聞くのも一手です。数字の雑学を使った実験(2019年)では、予想を出した条件のほうが、例を挙げた条件より、答えを知りたい問いが多くなりました。予想が当たったか知りたくなるので、正解を告げるまでのやり取りが続きます。
具体例
「叩くと壊れるのに、叩かないと使えないものは?」(正解:卵)のようなひらめきなぞなぞ、都道府県の形当てクイズ、「日本一長い川は?」のような一問一答式の雑学クイズ。93本の研究(106の実験・計4,382人)を集めた2018年のメタ分析は、電話だけでなく同乗者との会話にも、運転成績への中程度の悪影響を報告しています。難しい問いの答え役は同乗者に任せるのが無難です。
出典
- 論文・英語 Kang, Hsu, Krajbich, Loewenstein, McClure, Wang, Camerer(Psychological Science)(2009) The wick in the candle of learning: epistemic curiosity activates reward circuitry and enhances memory.
- 論文・英語 Brod, Breitwieser(npj Science of Learning)(2019) Lighting the wick in the candle of learning: generating a prediction stimulates curiosity.
- 論文 Tanaka ほか(発達心理学研究)(2023) 幼児の初期の概念形成:なぞなぞ課題の作成から
- 論文・英語 Caird, Simmons, Wiley, Johnston, Horrey(Human Factors)(2018) Does Talking on a Cell Phone, With a Passenger, or Dialing Affect Driving Performance? An Updated Systematic Review and Meta-Analysis of Experimental Studies
解説動画: 【全15問のなぞなぞクイズ】10問以上正解でキミはなぞなぞ博士だ!/クイズの達人
出題の組み立て方: この動画では15問のなぞなぞが順番に出され、答えた数に応じて「なぞなぞ博士」を目指すという形になっています。1問ごとに問題→少し考える間→答えという流れが繰り返されるだけなので、車内で交代しながら同じように出し合う遊び方にもそのまま当てはめやすい構成です。
難易度を少しずつ上げていく構成: 「簡単」から始まり、「普通」「チャレンジ」「難しい」「鬼」と段階的に問題の難易度が上がっていきます。序盤は言葉をそのまま言い換えるだけで解ける問題、終盤は文字の一部を入れ替えたり音の響きを利用したりする、ひねりの効いた問題になっており、同乗者の得意・不得意に合わせて途中の難易度から出し合うといった使い方もできそうです。
答えの理由まで説明している: 正解を発表するだけでなく、「なぜその答えになるのか」を言葉の言い換えや音の響きを使ってひとつずつ説明しているのが特徴です。自分で思いつけなかった問題でも、種明かしを聞くことで「そういうことか」と納得しやすく、答え合わせの時間そのものが会話のきっかけになりそうです。
短いやり取りが積み重なるテンポ: 1問あたりの尺が短く、次の問題へすぐ切り替わっていくため、まとまった時間がなくても気軽に始められます。信号待ちや車内の会話が途切れたタイミングで1問だけ出す、といった細切れの使い方にも向いている内容でした。
