ペルセウス座流星群
流星群
三大流星群の中では、最も見に行きやすい群です。夜半以降に放射点が高くなり数も多いのですが、夏は夜が短く、極大が月明かりに当たる年も多くあります。
何が起きているか
公転周期およそ130年のスイフト・タットル彗星が置いていった塵の帯を、地球が毎年8月に横切ります。放射点はペルセウス座の北寄り、ペルセウス座二重星団のすぐそばにあり、夜半以降にぐんぐん高くなる位置です。塵は彗星が太陽に近づいた回ごとに帯を作るため、太い本体に細い筋が重なった構造になっていると考えられています。
いつ、どちらの空か
極大は8月の中ごろで、前後の数日にわたって数が出るので日を選び直せます。放射点は宵のうち北東の低い位置にあり、夜半を過ぎるほど高くなります。国立天文台「ペルセウス座流星群」も夜半から明け方を挙げており、この時間帯なら薄明までの余裕も残ります。ただし夏は日の出が早く、使える暗い時間そのものが冬より短くなります。
目にはどう見えるか
1時間あたり40個という目安は空が暗い場所での数で、明るい流星が混じるのがこの群の性格です。飛び込む速さが速く、通り道に数秒残る痕を見せるものがあります。写真は一晩ぶんを重ねるので降るように写りますが、流れ星は写真のように次々に流れるとおりには目に映らず、数分空いてから続けて2個、という流れ方をします。
見のがす条件
夏は夜が短いうえ、極大の夜が月明かりに当たる年も多くあります。満月に近い月が出ていれば、暗い流星から順に背景へ沈みます。行楽の人出も効き、光害の少ない場所でも駐車場の照明や車のライトが目の慣れを戻します。ふもとが晴れていても山の上だけ雲が湧くことがあり、天気の読みは冬の群より難しくなります。
どのくらいの間隔で起きるか
毎年8月中ごろに同じ帯を通ります。母天体の公転周期はおよそ130年ですが、塵は軌道全体に行き渡っているので、彗星が近づく年でなくても数は保たれます。年ごとの差は塵の量より、極大の時刻が日本の夜に来るか、月がどれだけ出ているかで決まります。ふたご座流星群との違いは数ではなく、夜の長さと気温、そして人出の多さのほうです。