みぞれ
雪と氷として降るもの
雨と雪とが混在して降る降水です。気象庁『気象観測の手引き』の定義で、天気種類表のうえでは、雨とも雪とも別の一つの天気として立てられています。
どんな粒か(大きさ・色・透け方)
雨と雪とが混在して降る降水です(気象庁『気象観測の手引き』)。とけかけた雪の結晶と水滴が同時に落ちてくるため、粒の大きさも透け方もそろいません。気象庁のよくある質問は一部分とけずに雪のまま落ちてくるとみぞれになると説明しており、白く見える雪片と透明な水滴とが同じ視界に混じります。白さの度合いも一様にならず、落ちる速さもばらばらに見えます。
見分けの決め手(はずむか・つぶれるか・音)
当たったときにつぶれるかで分けます。水を含んだみぞれは音を立てずにつぶれ、そのまま水になって流れます。氷あられは手引きが簡単にはつぶれず、音をたててはずむと書いた半透明の氷の粒で、手ざわりがまるで違います。とけかけた雪との差は、はっきりした雨滴が混ざっているかどうかにあります。傘の上でも、乾いた雪だけの音はしません。
どこで・どんな気温でできるか
気象庁のよくある質問は、上空から雪が降ってくる途中、地上近くの気温が高いと雪がとけて雨になるとし、一部分だけとけ残るとみぞれになると説明しています。地上付近だけが暖かい場面で起きるため、南の土地でも記録があります。同じ質問集は2016年1月24日から25日に沖縄本島北部の名護と久米島でみぞれを観測したと挙げており、久米島では1977年以来2度目でした。
気象庁の定義での境目
境目は統計の扱いにあります。天気種類表では種類番号11に「みぞれ」が独立して立ち、雨の10とも雪の12とも別の天気です(気象庁『気象観測の手引き』)。ところが気象庁のよくある質問はみぞれは、観測分類上は雪に含めますと書き、初雪の定義も寒候年に初めて降る雪(みぞれを含む)としています。見た目では三つ目の天気、統計では雪の側という二重の扱いです。