ひょう
雪と氷として降るもの
直径5mm以上の氷の粒やかたまりが、ひょうです。割った断面に、透明な層と半透明な層が交互に重なって見えることがあります。
どんな粒か(大きさ・色・透け方)
気象庁『気象観測の手引き』は直径5mmから50mmの範囲、ときにはそれ以上の氷の小粒またはかたまりとしています。単独で降るほか、いくつかがくっついて不規則なかたまりになります。断面は透明な層(厚さ1mm以上)と半透明な層とが交互に重なるもののほか、透明な氷だけのもの、不透明な氷そのものと幅があります。氷あられの説明には、この層の記述がありません。
見分けの決め手(はずむか・つぶれるか・音)
大きさが先で、断面はあとから確かめる順になります。直径5mmを境に、下は氷あられや雪あられ、上がひょうです。氷あられも音を立ててはずむ粒ですが、直径は5mmに達するところで頭打ちになります。落ちた粒を割ると層の重なった断面が出ることがあり、これはあられの説明には無い特徴で、拾って確かめられる決め手です。
どこで・どんな気温でできるか
気象庁『予報用語』はひょうを積乱雲から降る直径5mm以上の氷塊と定めています。手引きの側は一般に強い雷電に伴って降ると記しており、積乱雲の中で氷の粒が上下しながら層を重ねる場だけが入口になります。降っている間の身の守り方はこの図鑑では扱わず、気象庁の発表を確かめるところまでにとどめます。
気象庁の定義での境目
境目は直径5mmです。気象庁『予報用語』はあられを直径5mm未満の氷の粒とし、備考で直径5mm以上はひょうとすると書いています。気象庁『気象観測の手引き』の天気種類表でも、番号13のあられと番号14のひょうは別の欄で、氷あられから続けて降っていても、粒の直径ひとつで記録の行き先が変わります。