動画配信

積み上げる

動画や生放送を出して広告や投げ銭を得る

どんな仕事?

動画共有サイトや配信の場に映像を出し、広告収入や投げ銭、企業からの紹介依頼で収入にします。解説、作業風景、実況など形はさまざまで、顔を出さなくても成り立つ題材も多くあります。発注者はおらず、見続けてもらえるかだけが評価になるのがこの仕事の性質です。

仕事の流れ

題材を決め、手持ちのスマートフォンやパソコンで撮って編集し、投稿します。多くの場では登録者数と再生時間の条件を満たすまで広告が付きません。生配信なら投げ銭が先に立ちます。反応を見て題材を絞り、週に1〜2本の頻度を保てる形へ整えるのが軌道に乗せる道筋です。

単価と収入の目安

広告の取り分は再生1回あたり0.1〜0.5円と言われますが、題材と時期で大きく振れます。条件を満たすまでは収入0円で、そこに1年以上かかる人も珍しくありません。企業からの依頼が入れば単価は上がる反面、規約違反ひとつで全部止まる危うさは消えません。

最初の1件までにやること

まず10本撮って公開するところまで行きます。機材は手持ちで足りますが、音が悪いと離脱されるため数千円のマイクだけ先に足すと変わります。顔や声を出すかを決め、本業と結びつかない名前で始めるのが無難です。開始前に会社に伝わる経路を読んでおくと迷いが減ります。

向かない人・つまずくところ

数字が毎日見えるぶん心が削られやすい仕事です。他人の映像や音楽をそのまま使えば即座に止められます(画像・音源の無断使用)。家族が映る、住所が推測できるといった事故も多く、一度出したものは消えない前提で作らないと、後から取り返しがつかなくなります。

解説動画: YouTubeの著作権は今どうなの?BGM,映像,画像,収益化,など皆が気になることを解説/YouTube集客チャンネル -株式会社EAVAL-

音源は自作か配布元から: 動画に入れる曲は、自分で作ったものでない限りそのまま使えない。使われている曲がどこの著作物かを自動で判定する仕組みがあり、黙って使うと収益化の停止やチャンネル削除につながる。取り得る手は作った本人に直接許可をもらう、お金を払って使う、著作権フリーの配布サイトから落とす、の3つ。無料の配布サイトでもライセンスと制作者の利用条件は落とす前に読む。

収益化が外れる使い方: 性的・暴力的な内容だけでなく、再利用されたコンテンツに当たって収益化を外される例が多いという。他人の動画を落として自分の動画の一部に使う、画面のスクリーンショットで他人の作ったものを写して使う——どちらも該当する。逆に、映り込んだ人の顔にモザイクをかけて特定できない状態にしてあれば問題ない、と実例を挙げている。

逮捕された例と刑: 2021年11月16日、映画を10分ほどにまとめた動画を投稿して広告収入を得ていた人が、宮城県の地方裁判所で著作権法違反に問われた事例を挙げる。主犯格は懲役2年・罰金100万円・執行猶予4年。投稿者はこれを「裁判沙汰というより犯罪」と言い切り、他人の作品が動画の主役になっている時点で引用では通らないと整理する。

引用として通る4条件: 引用か違反かは4点で分かれると説明する。報道・批評・研究などの正当な範囲内、引用部分と自分の中身の主従が明確、かぎ括弧などで引用箇所が区切られている、引用する必然性がある。投稿者は、配信サイトの公式ページの画面を動画のごく一部に挟むのは主従も必然性も説明できるという見立てを示しつつ、判断するのは裁判所や専門家と断っている。

3回で消えるチャンネル: チャンネルが削除される理由は大きく2つ。攻撃的・差別的な投稿の繰り返しや嫌がらせ、なりすましといったガイドライン違反と、テレビ・映画・他人の動画の使用や集めただけで独自の価値がないもの。警告は3アウト制で、3回でチャンネルごと消える。投稿者は裁判沙汰よりも現実に起きるのはこちらだと位置づけている。