自作アプリのストア公開
積み上げる
自分で作ったアプリを配信して収益にする
どんな仕事?
自分で企画したアプリを作り、スマートフォンのストアに並べて広告や課金で収入にします。発注者がいるアプリ・業務ツールの開発とは別物で、作るものも直す順番も自分の判断です。大作より、自分が毎日困っていることを解く小さな道具のほうが完成まで届きます。
仕事の流れ
作るものを決めて開発し、開発者として登録してから審査に出します。数日ほどで終わることも、規約の解釈で何度も差し戻されることもあります。公開後は不具合の報告と低い評価が届くので直し、基本ソフトの更新に合わせた作り直しが毎年発生します。放置すれば配信は止まります。
単価と収入の目安
広告なら表示回数に応じて数百円から数千円という規模から始まり、課金するのは利用者のうち数%が普通です。開発者の登録には年に数千円から1万円台かかることが多く、金額はストアの規約で変わります。売上からは決済の手数料が引かれ、最初の半年は費用の方が多く、当たるかどうかは誰にも読めない世界です。
最初の1件までにやること
手を動かす前に、似たアプリがいくつあるかを見ます。無料の開発環境で機能を1つだけにしたものを作り、身近な人に一週間ほど使ってもらってから公開します。個人情報の扱いの説明も要ります。売上の入金が海外からになることもあるため、確定申告で扱いを確かめます。
向かない人・つまずくところ
公開はゴールではなく、維持の始まりにすぎません。更新をやめた瞬間に消えるしくみだからです。低い評価や無茶な要望が名前つきで直接届くのもこたえます。本業が開発の人は競業避止義務と成果物の権利に注意が要り、会社の機材や環境で作らないことが最低条件になります。
解説動画: 自作ゲームを配信できるApp Store、GooglePlay、Steamについて解説します/ひろはす ゲームクリエイター養成所
出す先ごとの登録費用: 最初に払う額はストアごとで違う。スマホ向けの片方は年会費11,800円を毎年払い続ける形。もう片方は登録料25ドルの1回きりで、以後は追加費用なしに出し続けられる。PC向けのゲーム配信サイトは1本ごとに100ドルだが、そのソフトの売上が1000ドルを超えると返ってくるので、本気度を試す保証金に近い。
審査の長さが逆転した: 投稿者が始めた頃は年会費制のストアの審査に1週間ほどかかっていたが、今は1日か2日で通る。もう片方は当時審査そのものが無く、問題のあるアプリは公開後に消される動画サイトのような方式だった。それが年々延びて今は1週間ほど。長い側と短い側が入れ替わるとは思わなかった、と振り返る。
PC向けは3か月見る: PC向けの配信サイトは待ち時間が独特で、アカウントを作るのに5日ほど、作った後30日間はソフトを出せない。さらに各タイトルは公開の2週間前までに告知ページを用意する必要がある。全部を最短で通しても1本目が出るまで3か月ほどかかるため注意が要る。
有料が通る場所と通らない場所: 遊ばれ方が違う。携帯端末のストアは起動してすぐ遊べていつでも中断できるものが売れやすく、PC向けは据え置きなので長時間じっくり遊べるものが向く。さらにスマホ側は無料が当たり前という感覚が定着していて、有料というだけで見てもらえず、アプリ内課金があるだけで金目当てとレビューされることもある。
基本は全部に出す: 結論は、出せるところには全部出す。ユーザー層も売れる傾向も違うので、出す先を増やすほど目に触れる人数が増える。今のゲームエンジンはどのプラットフォーム向けにも書き出せるため、操作方法の作り分けに手間はかかっても、スマホ向けの2つは両方が必須という感覚だという。