音源・BGMの販売

積み上げる

曲や効果音を素材として登録して売る

どんな仕事?

自分で作った曲や効果音を素材サイトに登録し、動画や広告に使われるたびに使用料を受け取ります。求められるのは目立つ曲より映像の邪魔をしない曲で、長さ違いやループ版をそろえると選ばれやすくなります。一度作れば在庫が減らない、ストック型とフロー型でいう前者です。

仕事の流れ

制作用のソフトで作り、書き出した音源に題名と用途のキーワードを付けて登録します。審査では音量の基準や既存曲との近さが見られます。通れば公開され、使われた分が翌月以降に集計されます。売れ方を見て、需要のある長さや雰囲気の曲を足していく積み上げの作業です。

単価と収入の目安

一回の使用で数十円から数百円、広い用途まで含む契約であれば単価は上がります。登録から収入が見えるまで半年前後、まとまるのは100曲を越えてからという声が多い分野です。使われ方は季節や流行に振られるため、毎月同じ額が入るとは考えない方が安全です。

最初の1件までにやること

無料か低価格の制作ソフトで、15秒・30秒・60秒の3つの長さをそろえた曲を数本作ります。音量は登録先の指定に合わせます。まず1サイトへ10曲出して審査で落ちる理由をつかみ、独占の条件が無ければ登録先を増やします。契約は、改変や再配布までどこまで許すのかを登録前に読みます。

向かない人・つまずくところ

作りたい曲と売れる曲は別物で、自分の作風を通したい人ほど続きません。既存曲に似ていると判断されれば公開後でも取り下げられ、受け取った分の返還を求められる場合もあります。無料の音源が大量にある市場でもあるので、数と使いやすさで並ぶ覚悟が要ります。

解説動画: ストックミュージックの作り方(AudioJungle対策)【DTM講座】/Merry bad ending

出すたびに審査がある: ストック音源を売るサイトで実際に審査を通った曲をもとに、通る作り方を8点にまとめている。守れば必ず通るという話ではないと最初に断ったうえで、自分の経験と公式のガイドラインに沿った内容だと言う。投稿してから結果が出るまでは1週間ほどかかる。

音源の質で落ちる: 無料の音源ばかりで作ると落ちやすい。話し手は打楽器に無料の音源を使っていて落ち、公式のフォーラムで理由を聞いたところ打楽器が安っぽいと指摘された。有料のものに差し替えたら通るようになった、という自分の失敗を具体例に挙げている。

とにかくシンプルに: メロディはコードをなぞる程度にとどめ、歌もののようには動かさない。リズムは食う形を繰り返さない、極端な転調も避ける(ガイドラインにある)。楽器の重ね方も薄くする。理由は人が喋る後ろで流れる曲だから。展開が派手だったりメロディの主張が強いと、声の邪魔になる。

頭から入り、切って終わる: イントロは静かに始めず頭から楽器を入れる。盛り上がる部分と同じことをやってよく、曲としての一貫性を優先する。終わりはフェードアウトさせず切って終わらせるのが規定。ただし同じ繰り返しだけの曲は不可で、途中から打楽器やメロディを足す、ブレイクを挟むといった展開は要る。

打ち込みと音の大きさ: 打ち込みを拍にきっちり合わせると機械的に聞こえて嫌われる。鍵盤で弾いたものを6割ほどの補正にとどめ、弦の立ち上がりの遅さに合わせて少しずらす。音圧は詰めすぎも、乾きすぎも不可で、ラウドネスは平均マイナス14LUFSが目安。落ちたら公式のフォーラムに曲のリンクを貼れば直すべき点が返ってくる。