写真素材の販売
積み上げる
初期費用: 〜10万円 / 稼ぎ方: 積み上げ型 / 働く場所: どちらでも
写真素材の販売は、撮った写真を素材サイトに預けて売る仕事。
どんな仕事?
撮った写真を素材サイトに預け、企業や個人がダウンロードするたびに使用料の一部を受け取るしくみです。求められるのは芸術性より資料や広告での使いやすさで、文字を載せられる余白のある写真が好まれます。一枚が何年も売れ続ける反面、大半の写真は動きません。
仕事の流れ
素材サイトに登録して審査を受け、写真を上げます。ピント、ノイズ、写り込んだものの権利を機械と人が見るため、数枚単位で落とされるのは普通です。通ったら用途を想像したキーワードを付けて公開し、売れ方を見て似た題材を足します。人物が写るなら肖像権と写真の使用にある本人の同意書が要ります。
単価と収入の目安
一枚売れて数十円から数百円が中心で、契約の種類や画像の大きさによって単価が変わります。最初の1年は月に数百円ほどという人が多く、まとまるのは登録が1,000枚前後を越えたあたりからという声もあります。単価は下がる傾向にあり、題材が流行から外れると静かに落ちていきます。
最初の1件までにやること
手持ちのカメラで身近な仕事風景や食べ物を50枚ほど撮り、まず出してみます。何が審査で落ちるかを見るのがいちばん早い学び方です。売れている題材から不足を探し、毎月30枚と決めておくと続きます。売上が出たら確定申告が要るかどうかを早めに確かめます。
向かない人・つまずくところ
撮るのが好きなだけでは続きません。自分の好きな写真ほど売れないからです。看板やロゴ、他人の作品が写り込むと使えず、撮影が禁じられた場所も多くあります。文化庁の解説では、背景に小さく写り込んだだけなら許諾なしで公開できる場合がある一方、写り込んだキャラクターの人気をあてにして商品化する売り方には権利者の許諾が要るとされ、素材サイトの審査はこの線引きより厳しめに落とします。点数を増やすしかない構造なので、似た写真を淡々と量産する数で押す作業が苦手な人には向きません。
出典
- 公的機関 文化庁 いわゆる「写り込み」等に係る規定の整備について
解説動画: ストックフォトで売れる写真!!その本質的回答をお伝えします!! 【SONY α7iv α7C カメラ 初心者 PIXTA (ピクスタ) Adobe Stock (アドビストック) 写真販売方法】/和 nagomi.
売れるのは作品でなく商品: 同じ人が上げても、繰り返し売れる写真と一度も売れない写真に分かれる。分かれ目は買った人がどう使うか想像できるかで、売れるのは買った後に使い道のある商品であって作品ではない。三脚で撮ったマジックアワーの美しい一枚も、どこか分からない風景なら売れないと実例で示している。
灯油タンクがよく売れる: 誰もが知る観光地の岬や銅像は売れ、生垣の葉のような背景素材にも需要がある。逆にタンポポの綿毛はきれいでも競合が多くて売れない。何度も売れていると挙げたのは灯油用のポリ容器を二つ並べた写真で、趣味では誰も撮らない題材はライバルが少ない。
余白を空けて撮る: 構図を整え、文字を入れる余白(コピースペース)を残して使いやすく撮る。現像で画質や露出を整えられるとなお良い。解像度は海外系の大手素材サイトが最小400万画素・最大1億画素、国内サイトの最大サイズが5200×3900の約2000万画素で、近年のカメラなら足りる。
判断するのは買い手: 上げる前に売れる・売れないを自分で決めない。決めるのは買い手なので、こんな写真が要るのかと思うものほど撮っておく。国内の大手サイトでも約39万人・8000万点あり、数枚上げて待っても動かない。話者は販売累計1000枚超まで積んだうえで、儲かる仕事ではないと言い切っている。