稼働

契約と仕事の言葉

仕事に実際に使った時間の数え方

どういう意味?

その仕事のために実際に手を動かした時間のことです。作る時間だけでなく、打ち合わせや資料集め、修正のやりとりに使った分もふつうは稼働に含めて数えます。成果物の量とは別の物差しなので、同じものを納めても人によって稼働は何倍も変わります。慣れるほど短くなっていく数字でもあります。

どこで出てくるか

時間で契約する案件でよく出てきます。募集の条件に週10時間までと上限が書かれていたり、月末に稼働の報告を求められたりします。会社員が雇用の形で働く副業では、労働時間の通算という決まりもあるため、本業と足した長さで見られることがあり、扱いは勤め先ごとに違います。

使うときの注意

自分の稼働を記録していないと、実質の時給が分からないまま、安い仕事を続けることになります。受注前のやりとりや見えない調べものの時間も含めて測り、1件にかかった合計を残しておくと、単価の決め方を考えるときの材料になります。時給に直すと、続けるかどうかの判断も早くなります。

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作業の範囲を先に切る: どこからどこまでが自分の仕事かを決めずに走り出すと、後から曖昧な作業を押し込まれる。カレー作りに例えて、野菜を切る班なら洗うのはやるか、炒めるのはやるか、肉も切るのかまでを最初に相手と合意しておく。ここが曖昧だと、増えた作業を同じ期日と金額のまま引き受けて、残業で埋めるしかなくなる。

見た目と実作業のずれ: 見積もりが甘くなるのは、作業を名前だけで捉えるから。「野菜を切るだけ」は5分で終わりそうに見えて、実際は一つずつ洗って皮をむくので終わらない。仕事でも「確認して資料にするだけ」が、日程調整・説明資料づくり・持ち帰りの再確認へ膨らむ。実作業を思い浮かべられない見積もりは、必ず楽観に振れる。

同じ作業でも人で変わる: 15分で切れる人がいる一方、普段やらない人だと1時間かかる。腕があっても、別の案件や打ち合わせ、連絡対応を抱えていれば8時間の作業に8時間を丸ごと当てられない。実作業の見積もりが正しくても、誰がいつやるかで日程は変わる。その人に合った余裕を足す——ただし取りすぎも別の問題を生む。

進み具合は分母分子で: 「だいたい7〜8割」は感覚の報告でしかない。70%、80%、そこから83%、85%、86%と刻みが細かくなるのは根拠がない証拠だと切り捨てる。数えられる単位を決めるのが本筋で、玉ねぎ8・にんじん2・じゃがいも6の計16個のうち12個が済んだから75%、と言える形にする。数えにくい作業は6工程中3工程で50%と工程で測る。