にこまる
暑さに強い
アミロース: 値が見当たらない
高温の年に玄米の品質が落ちるという課題に向けて育成された品種です。きぬむすめと北陸174号の交配から農研機構 九州沖縄農業研究センターで生まれ、2005年に命名されました。育成報告では、高温の年でも玄米の外観品質の低下が小さいとされています。
どんな米か
登熟期が高温になった年に、白く濁った粒(白未熟粒)が増えるという課題に向けて育成された品種です。育成報告では、高温の年でも玄米の外観品質の低下が小さいとされ、ヒノヒカリと比べた試験の結果が数値で示されています(農研機構 九州沖縄農業研究センター)。白未熟粒は、粒の内部に隙間ができて光が散り、白く見える状態を指します。
生まれ
きぬむすめ(は系626)を母、北陸174号を父とする交配から、農研機構 九州沖縄農業研究センターで育成され、2005年に命名されました。西日本で高温の年に玄米の品質が落ちる問題への対応として選抜された、と育成報告に書かれています。目標に置かれたのは食味の順位ではなく、高温の年の玄米品質と収量でした。
測られている値
アミロース含量の公表値は確認できませんでした。高温登熟性は登熟期の高温下で白未熟粒がどれだけ出るかを見る、玄米の外観品質として評価されており、育成報告では収量がヒノヒカリより1割近く多いと示されています(農研機構)。白未熟粒の割合は粒を並べて数える形で調べられ、食味の点数とは別の測定値にあたります。
どう使われているか
玄米の外観は等級の検査でも見られる項目で、白未熟粒が多いと下がります。炊き方の向き不向きを人のパネルで比べた公表データは見当たらないため、水をはかる量と浸漬時間をそろえて並べる形になります。暑かった年と涼しかった年の記録を分けて比べると、この品種が選ばれた理由が数値で見えてきます。産年の記録と併せて読みます。