三点識別試験法

人が測る

台所でできる

3つのうち違う1つを当てられるかで、差の有無を調べる方法です。2つを同じもの、1つを別のものにして並べ、当たった人数を偶然の3分の1と比べるJIS Z 9080の手法で、台所でも組めます。分かるのは差の有無までで、どちらが好ましいかは出ません。

何を数字にするのか

3つの試料のうち2つを同じもの、1つを別のものにして並べ、違う一つを当てられるかを見ます。JIS Z 9080の官能評価分析にある手法で、当たった人数を偶然当たる確率の3分の1と比べ、差があるかどうかだけを判定します。どちらがおいしいかを聞かないので、答える側に好みや先入観が入りにくい形になっています。台所の道具だけで組める、数少ない手続きです。

何が測れて、何が測れないか

分かるのは差の有無までで、どちらが好ましいかも、どこがどう違うのかも出ません。食味官能試験のように訓練された評価員は要りませんが、どれが対象かを食べる人に知らせないことが前提で、並べる人と食べる人を分けられないときは成立しません。差があっても当たらないことは普通に起こります。回数を先に決めておかないと、当たるまで続けることになります。

読むときの注意

家で氷を入れて炊くと甘くなるやアルカリイオン水で炊くとおいしいを試すなら、器と温度と盛る量をそろえ、回数を重ねてから当たった数を数えます。一度当てただけでは差があったことになりません。当たらなかったことも、差が無いと言い切る根拠にはなりません。人数と回数は始める前に決め、同じ人が続けて何度も答えると感覚が鈍るとされるので、間を置きます。