基準米

人が測る

研究機関の装置が要る

食味ランキングで比べる相手として使う、物差しの側の米です。日本穀物検定協会が複数産地のコシヒカリをブレンドして毎年作成します。物差しそのものが毎年作り直されるため、年をまたいだ比較には使えません。

何を数字にするのか

食味ランキングで比べる相手にあたる米で、日本穀物検定協会が複数産地のコシヒカリをブレンドしたものとして作成します。特Aという言葉は、その年のこの一つの米と食べ比べて特に良好と判定されたという意味であって、絶対的な水準や全国の順位を指しているわけではありません。物差しの側に名前が付いている、と読むのが近い形で、毎年の判定はこの一つの米を挟んで行われます。

何が測れて、何が測れないか

物差しそのものが毎年作り直されるため、年をまたいだ比較には使えません。基準米の出来が違えば、同じ米が違うランクに出ることもありえます。ブレンドした産地の構成や配合の比、その年の作柄を数値で公表した資料は見当たりませんので、年ごとにどれだけ動いたのかを外から確かめる手立てはありません。複数の年のランクを並べた図表を作るときは、ここが効いてきます。

読むときの注意

食味官能試験では、盛り付けの際に基準米へ赤マークを付けて配り、どちらが基準かを分かったうえで比べます。隠して当てさせる三点識別試験法とは、そこが違います。ランクを読むときは、比べた年と相手が何だったのかまで戻れる形で引くのが安全で、特Aは日本一おいしい米の印という読み方はこの一点で外れます。銘柄を選ぶ手がかりにするなら、6項目のほうを見ます。