浸漬吸水率の測定

台所で測る

家庭用の道具が要る

浸ける前と後で米の重さを量り、増えた分の割合を出す測り方です。表面の水を切ってから量るのが要点で、水温30℃以下のうるち米では20〜25%程度とされます。分かるのは粒の全体が吸った水の合計で、水が中心まで届いたかどうかは分かりません。

図: 浸した時間と、米が吸う水の進み方

檜作進(1970)の実測(20℃)。2時間で自重の20〜30%を吸い、30分でその約65%に達する。曲線は測った2点(30分・2時間)を通る形で描いたもので、その間の各点を測った値ではない。水温が下がるほど到達は遅くなる。

何を数字にするのか

浸す前と後で米の重さを量り、増えた分を元の重さで割ります。ざるに上げて表面の水を切ってから量るのが要点で、水温30℃以下のうるち米では20〜25%程度とされます。台所の秤が1gまで読めれば、15分ごとのように時間を決めて量り、自分の米の吸い方を並べていけます。浸ける前の重さを控えておけば、途中で何度でも量り直せます。

何が測れて、何が測れないか

量れるのは粒の全体が吸った水の合計で、水が中心まで届いたかどうかは分かりません。表面に残った水を切る加減で値が数%は動くため、同じ人が同じやり方で繰り返した範囲でしか比べられません。水温と米の状態でも変わります。玄米や分づき米では同じ時間でも吸い方が違い、値は水温を書き添えてはじめて意味を持ちます。季節をまたいだ値も、そのままでは並びません。

読むときの注意

20℃の水で2時間でほぼ飽和し、30分でその約65%に達するという実測があります。自分の数字が途中で頭打ちになれば、浸水は2時間で吸水が止まるを台所で確かめたことになります。長く浸けるなら冷蔵庫で浸す。夏場の常温で長く置くことには浸漬中の細菌増殖の指摘があります。増え方が止まった時刻を控えておきます。そこから先は、時間を足しても値は動きません。