ミリバル
成分の欄
ミリバルは、イオン表の真ん中の列です。重さのミリグラムとは別の目盛で、泉質名の主成分はこの列がいちばん大きいものと決められています。
分析書のどこに書いてあるか
分析書の5、試料1kg中の成分の欄にあります。イの陽イオン表とロの陰イオン表がどちらもミリグラム・ミリバル・ミリバル%の三列で組まれ、その真ん中がミリバルです。すぐ下のハ、非解離成分の表はミリグラムとミリモルの二列で、ミリバルの列はそちらにありません。三列そろった表を探すのが近道です。表の下には陽イオン計と陰イオン計が入り、そこから溶存物質計の行へ続いていきます。
何を表す数字か
成分どうしを、重さではなく釣り合う量に直して並べた目盛です。鉱泉分析法指針(平成26年改訂)1-3は塩類泉を陰イオンの主成分で分類するとしたうえで、主成分とはミリバル値が最も大きいものと定めています。ミリバル%はその表の合計を100としたときの割合で、泉質名の並び順を決める材料です。
読むときの手がかり
名前を決めているのはこの列です。陰イオンで最も大きい成分が塩化物泉か硫酸塩泉かの別を決め、陽イオンで最も大きい成分が頭に付きます。さらに指針1-3はミリバル%が20.00以上の成分を多い順に列記して細分類すると定めており、中黒で並ぶ副成分はここから生まれます。壁の泉質名を先に読んだのなら、名に出てくる成分をこの列で順に指していくと、その名の組み立てをたどれます。
よくある誤読
ミリグラムの列で主成分を決めるのは誤りです。重さの順とミリバルの順は入れ替わります。指針の例示の陰イオン表では、よう化物イオン8.8mgと臭化物イオン8.4mgで重さは前者が上ですが、ミリバルは0.07と0.11で逆になります。名前を追うなら、泉質名の横棒の側から真ん中の列を見ます。