蒸気浴

銭湯とサウナの設備

蒸気で入浴させる設備で、要領では熱気と併記されます。「サウナ室又はサウナ設備(蒸気又は熱気のもの)」という書き方で、乾いた熱の室と同じ条の中に置かれています。

何のためのものか

湿った熱で入浴させる設備で、スチームサウナ・ミストサウナ・蒸し風呂と呼ばれるものが俗称として重なります。要領は公衆浴場を分けるとき、温湯等を使う浴場とは別に蒸気、熱気等を使用し、同時に多数人を入浴させることができるものと蒸気、熱気等を使用し、個室を設けるものを並べており、設備としてはサウナ室と同じ括りに入ります。

どう使うか

読み分けの手がかりは、温度と湿度の表示です。要領は温度計の設置を基準に置き、湿度計は「必要に応じて」としているので、湿った側の設備ほど湿度の表示が添えられます。壁や天井から蒸気の出る造りが多く、清掃に使った水が屋外へ抜ける排水口まで基準に入ります。浴室の湯気を逃がす湯気抜きと換気とは、設備としての向きが逆です。

掲示・表示との関係

掲示の側はサウナと共通で、利用基準温度を表示し、温度計を適当な位置に設置することが要領の求めです。湿った熱の設備では湿度の値が添えられているかが読みどころで、日本サウナ・スパ協会の衛生自主管理基準も同じ文言を置いています。要領は管理の項で見やすい場所に入浴上の注意を掲示し、使用中は入浴者の安全に注意することも課しています。

気をつけること

蒸気の放出口と放熱パイプが直接身体に接触しない構造であることを要領は求め、接触のおそれがある金属部分には断熱材で覆う等の安全措置を課しています。それでも出口の近くは熱の集まる場所なので、座る位置を選ぶところから始まります。サウナの着座用タオルを敷く運用も、座面が熱を持つ設備では同じように置かれます。